中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

開学10年 医療支える人材育成

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理事長・総長 古澤 敏昭 (ふるさわ としあき)

―学びの場を次々と設けています。

2009年の開学以来、「医療」と「教育」を柱とする大学として新学科を増設しながら、成長してきました。昨春は、大学院保健学研究科(修士課程)を新設。1期生7人がリハビリテーション学と看護学を横断的に学んでいます。現場で求められているのは医療や保健、福祉の幅広い分野に通じ、他職種のつながりを活用できる人材です。専門領域を広げながら、マネジメント能力も養います。最長4年間の在学が認められる長期履修制度を利用すれば、職業などに従事しながらの学習も可能です。

また、大学卒業者を対象とした言語聴覚専攻科(2年制)も昨年4月、スタートしました。介護施設などで言葉によるコミュニケーションや嚥下(えんげ)などに障害がある人を訓練する専門職を育てています。

―子ども教育学部の現状は。

発達障害などのために特別な支援が必要な子どもが増えているため、医療や福祉にも精通した初等教育のプロを養成しています。昨春に巣立った1期生のうち、小学校教員試験を受験した約6割が合格。そのほか、保育所や児童養護施設などの現場で働き始めています。

学部内には授業の研究などをする「ひろしま人間教育研究センター」を設けています。学内外の教育関係者が交流する場に育っており、学生のレベル向上にも貢献しています。

―街中のキャンパスが、地域に親しまれています。

宇品キャンパス(広島市南区)内の子育て支援施設「こどもケアセンター い〜ぐる」は、0〜2歳児を中心とする子育ての支援や保護者の相談にも対応し、地域の人たちに喜ばれています。西風新都キャンパス(安佐南区)にも、言語コミュニケーションが難しい人を対象とした無料相談センターを設け、地域貢献とともに学生の実践力を磨く場にしたいです。

―今年は開学10周年です。

子ども教育学科において、小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許の取得が可能な通信教育課程の設置を考えています。大学の設立母体である古沢学園の建学の精神「心技一体」を大切に、学業だけでなく、野外合宿なども通じて学生の健全な精神の育成に努めていきます。

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広島都市学園大の学生たち
概要
学園名広島都市学園大学
所在地〒734-0014
広島市南区宇品西5丁目13-18
Tel 082(250)1133
設立2009年4月
大学院・専攻科保健学研究科、言語聴覚専攻科
学部・学科健康科学部看護学科リハビリテーション学科理学療法学専攻、作業療法学専攻
子ども教育学部子ども教育学科小学校教育コース、初等教育コース、保育・幼児教育コース
取得できる資格
(受験資格を含む)
看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、小学校教諭一種免許状、幼稚園教諭一種免許状、保育士
ホームページhttp://www.hcu.ac.jp/