中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

「対人援助」の専門家を育てる

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理事長 森元 弘志 (もりもと こうし)

―昨春、開設した人間健康学部の手応えは。

スポーツと福祉を融合したユニークな学部として注目され、1期生は定員を上回る128人が入学しました。広島市と呉市で唯一、保健体育の中学、高校の教員免許が取得できるコースと、社会福祉士や精神保健福祉士を目指せるコースを設けています。高齢者や障害者、子どもたちも取り組めるように工夫した「アダプテッド・スポーツ」を学ぶことができます。中四国の大学では初めてです。正規の教科に加え、教職や各種の資格取得を目指す学生には「学び磨き塾」を開講し、人間力やキャリア形成力を育む独自のプログラムを展開しています。

―多様なスペシャリストを社会に輩出し続けています。

昨年20年目を迎えた看護学部看護学科は計約2千人の卒業生を送り出し、そのうち97%が看護師国家試験に合格しました。2012年にコース制を導入し、看護師のほか、養護教諭や保健師など、さまざまな分野で専門性を培える環境を整えました。学芸学部子ども学科は、教職員一丸のサポートと学生の取り組みで公立の小学校教員採用試験に18年は16人が合格しました。発表の翌日から着任前研修を行うなど、質の高い教員を養成し、教育現場から高い評価を得ています。短期大学では、栄養士や保育士など専門職としての就職が90%を超えています。

―地域に開かれた教育を実践しています。

文部科学省の研究ブランディング事業に選定された「地域共生のための対人援助システムの構築と効果に関する検証(5年計画)」に取り組み、4年目を迎えます。援助が必要な高齢者や障害者の集いの場「来んさいカフェ」を学園の3キャンパスや周辺で開催し、健康支援プログラムを展開しています。このほか、看護学部による健康啓発の公開講座をはじめ、学部学科の学びに応じた地域貢献活動を進めています。

―人材育成の方針は。

看護師、保健師、教師、保育士、社会福祉士、健康運動指導士などの対人援助の専門家を養成するのが使命です。「育てる」をキーワードに、社会で役立つ「生きた学び」を実践しながら、一人一人の夢の実現を教員、職員が協働で後押しします。

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教員採用試験に合格した学生たち
確かな教育力で「学生の夢」を実現
概要
法人名学校法人広島文化学園
広島文化学園大学・広島文化学園短期大学
所在地〒731-0136
広島市安佐南区長束西3丁目5-1 (広島長束キャンパス)
Tel 082(239)5171
設立1964年4月(広島文化女子短期大学開学)
大学院博士前期・後期課程【教育学研究科、看護学研究科、社会情報研究科】
大学学芸学部(子ども学科、音楽学科)
看護学部(看護学科)
人間健康学部(スポーツ健康福祉学科)
社会情報学部(グローバルビジネス学科、健康福祉学科)
短期大学コミュニティ生活学科、食物栄養学科、保育学科
専攻科(生活文化専攻、栄養専攻、保育専攻)
取得できる資格看護師・保健師国家試験受験資格、小学校教諭一種、中学校教諭一種(音楽・保健体育)、中学校教諭二種(家庭)、高等学校教諭一種(看護・音楽・保健体育)、特別支援学校教諭一種、養護教諭一種・二種、栄養教諭二種、幼稚園教諭一種・二種、保育士、栄養士、第一種衛生管理者、音楽療法士1種、精神保健福祉士・社会福祉士国家試験受験資格など
ホームページhttp://www.hbg.ac.jp/