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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

三つの目標を柱に農業活性化


代表理事会長 忠末 宜伸 (ただすえ よしのぶ)

―改革に向けて三つの基本目標を推進しています。

 第28回JA広島県大会(2018年)の主題「組合員とともに自己改革で未来を創る」に取り組んでいます。大会で決議された基本目標「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の実現に向けて、さまざまな施策を講じていますが、地域によって抱える課題が異なるため、施策の推進に当たり、きめ細かな対応が必要でした。基本は現場の声の把握です。正組合員・准組合員の自宅を全戸訪問する「組合員の声を聴き、声に応える徹底した話合い実践運動」を展開。高齢化で農業の担い手が減少する中、丁寧な対話を続けながら接点を深め、組合員のニーズに応える活動につなげています。

―JAファーマーズ・マーケット(産直市)が好評です。

 安全・安心で新鮮な農産物を販売する「JAファーマーズ・マーケット」を、広島県内30カ所で展開しています。生産者と消費者が交流する場になっており、商品の選び方や食べ方が直接聞けると好評です。地産地消の推進や生産者の所得向上にも貢献するなど、地域活性化の基軸になっています。今後も地域の活気やにぎわいの創出に力を注いでいきます。

―持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みに力を入れています。

 「JAグループ広島SDGsプロジェクトチーム」を発足し、JAのこれまでの取り組みをSDGsに重ね合わせ、17の目標全てに関連していると整理しました。県域でチームを組成するのは、全国のJAグループで初の試みです。「協同組合」「地域農業」「地域社会づくり」など五つの視点から取り組み方針を定めた「JAグループ広島SDGs取組方針」を9月に策定。取り組み状況を見える化し、広く発信していきます。

―JAグループの改革を進めています。

 安全・安心な農業と地域の暮らしを守るために、継続して自己改革の取り組みを進めます。昨年組合員に実施したアンケート調査では、「JAは必要な存在である」という肯定的な意見を数多くいただきました。三つの基本目標を柱とした取り組みを続け、食と農を通じて地域の期待に応えていきます。


JAグループ広島SDGsプロジェクトメンバー
概要
組合名広島県農業協同組合中央会
所在地〒730-0051
広島市中区大手町4丁目7-3
Tel 082(243)6459
設立1955年4月
事業内容広島県農業協同組合中央会は、県内13の総合農協と、専門農協並びに県域・全国域の五つの連合会からなるJAグループ広島の代表として、協同組合原則に基づき事業・活動を展開する組織であり、農業・農業者の発展や安全・安心な食料の安定供給、地域社会に貢献するJA・連合会の取り組みを支援しています。
職員数67人(2020年11月現在)
会員19会員
ホームページhttps://www.ja-hiroshima.or.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。