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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

素早い融資 倒産防ぎ雇用守る


理事長 山本 明弘 (やまもと あきひろ)

―新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた中小零細企業のために、いち早く動きました。

 「倒産を防いで雇用を守ろう」と昨年2月、各店舗に相談窓口を設置し、融資や返済条件の緩和などを素早く対応し、昨年5月から始まった国の実質無利子・無担保融資を積極的に提案することで、お客さまの資金繰り支援に最大限努めてきました。さらに、保証人不要の学生応援ローンや、飲食業などの組合が加盟する広島県生活衛生同業組合連合会の会員向けローンも始めました。

―危機的状況の事業者にはスピード融資が一番の付加価値です。

 元々、融資の申し込みから3日以内に決裁する迅速さが当組合の身上です。それができるのは、各店の支店長・役席、得意先係が、お客さまを常に訪問して情報収集しているからです。徹底した現場主義がいざという時、お客さまの要望に応える大きな力になるのです。
 また、融資と預金の本来業務に特化した経営は堅調な業績につながっています。2020年上半期の売上高に当たる経常収益は17年連続の増収、純利益も過去最高を更新。揺るぎない経営基盤があるからこそ、リスクを取った融資も可能です。毎回好評の最高100万円が当たる懸賞金付き「ハッピードリーム定期」などで、集まった預金を融資に活かすことで地元に役立てています。

―新店舗が開店しました。

 駅前支店(南区)を建て替えて、昨秋に新築オープンしました。開店前から、全35店舗の支店長らがローラー活動で駅前支店周辺の企業を軒並み訪問しました。当組合はソーシャルディスタンスに細心の注意を払い、「フェイス・トゥ・フェイス」と「フットワーク」の営業を徹底しています。その拠点となる店舗の出店や移転、建て替えを今後も積極的に続けていきます。

―今後の景気をどう見ますか。

 一部を除きほぼ全ての業種の景気が、昨春から急降下で悪化しました。2008年のリーマン・ショックの時よりも厳しいと感じています。継続的に、中小零細企業のためにリスクを取って融資ができるかで地域金融機関の真価が問われます。
 必ずコロナ禍は終息します。その日まで、全力で中小零細企業を応援し、地域経済を支えていきます。


駅前支店(昨年11月にオープン)
概要
組合名広島市信用組合
本店所在地〒730-0036
広島市中区袋町3-17
Tel 082(248)1171
設立1952年5月
事業内容金融業
出資金198億7600万円(2020年3月現在)
経常収益165億7400万円(2020年3月期)
職員数461人(2020年9月現在)
店舗数広島市内21店舗、郊外他14店舗の合計35店舗
ホームページhttps://www.hiroshimashi.shinkumi.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。