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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

食卓に楽しさ 実りを届けたい


代表取締役
社長執行役員
礒部 進也 (いそべ しんや)

―昨夏、広島アンデルセンがオープンしました。

 72回目の創業日である昨年8月1日、本通(広島市中区)に帰ってまいりました。部分的なオープンとなりましたが、多くのお客さまにお越しいただき、心より感謝申し上げます。店頭で温かい声をたくさんいただき、胸が熱くなりました。
 現在は、段階的に営業範囲を広げているところで、10月に2階アンデルセンキッチン、12月にパーティールーム全室を稼働させました。まだ完全な状態ではなく、お客さまのご期待にお応えできていない面もあり、ご迷惑をおかけしております。

―継承される思いとは。

 創業者の高木俊介は、お客さまの「パンのある豊かな暮らし」のお役に立ちたいと、生涯をかけてパンと向き合いました。新店のコンセプトは「Shun Andersen!土から、今日も、実る。」。創業者の志を受け継ぎ、季節や産地、製法などへさまざまな思いを込めます。

―企業活動のさまざまな面でデンマークをお手本にされています。

 その一つとして「自ら考え、行動する」を大切に、教育を行っています。それを学ぶ場となっているのが、2004年に設立した社内教育施設「高木俊介メモリアル アンデルセン芸北100年農場」(広島県北広島町)です。若手社員が約1年半の研修を行い、自然と向き合いながら小麦や野菜を育てます。自分たちが育てた小麦でパンを作り、それを使った食卓を考えることで、パン職人としての心と技を磨いています。
 培った技術や思いを商品やサービス、店頭での雰囲気づくりに表現し、デンマーク語で居心地のいい空間や心豊かなひとときを表す「ヒュッゲ」を、店頭やご自宅で感じていただけるよう、これからも努力を積み重ねます。

―今後の展開が楽しみです。

 広島アンデルセンは1967年の誕生以来、グループの理念を具現化する店として「食卓に幸せを運ぶ」ことを実践してまいりました。自宅で過ごす時間や家族で食卓を囲む機会が増えた今だからこそ、日常の食卓をわが家らしく、すてきにするお手伝いをしたいと思います。広島アンデルセンがあってよかったと言っていただけるよう、一つ一つのパンに思いを込め、焼いてまいります。


広島アンデルセン1階に設置されているベーカリーの
クオリティーの象徴である「クリングラー」
概要
社名アンデルセングループ 株式会社アンデルセン
本社所在地〒730-0045
広島市中区鶴見町2-19 ルーテル平和大通りビル
Tel 082(240)9405
設立1948年8月
事業内容パン・洋菓子の製造・販売
売上高642億円(2019年度)※グループ連結
従業員数6987人(2020年4月1日現在)※国内グループ連結
関連会社(株)アンデルセン、(株)マーメイドベーカリーパートナーズ、(株)タカキベーカリー、(株)タカキフードサービスパートナーズなど国内海外15社
ホームページhttps://www.andersen-group.jp/

(株)アンデルセンは、旗艦店の広島アンデルセンをはじめ、全国のアンデルセン各店舗を運営するアンデルセングループの一社。

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。