中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

快適なガス 災害時も安全確保

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代表取締役社長 松本 茂太郎 (まつもと しげたろう)

―ガスの安定供給と保安の確保への対応は。

最優先に取り組んでいるテーマです。2016年春からは、地震発生時に二次災害を防止するため遠隔操作でガス供給を停止できる「ガバナ遠隔・自動遮断システム」を運用しています。また地震による損傷を抑えるため、古い鋼鉄製のガス管から耐震性に優れたポリエチレン製へ取り換える工事も進めています。1年に延長約12キロ分を交換。現在、残り85キロで、25年に完了する見込みです。

―ライフラインを担う企業として、地域貢献にも積極的です。

1982年から、福山市にガス漏れ、火災、一酸化炭素(CO)などを検知する警報器を寄贈しています。都市ガスを利用する1人暮らしの高齢者を対象に贈り続け、昨年で37回目、累計1749個となりました。また、ライフラインを担う会社と共同で子どもたちに防災意識を高めてもらおうと、福山市内の小学校で2017年から、「ライフライン防災教室」を開いています。どのような災害が想定され、それぞれどのように対処すればいいかなど、分かりやすく説明しています。

―最新のガス機器の魅力などをどうアピールしていますか。

毎年、福山市で開かれる「福山ばら祭」では、短時間で乾く衣類乾燥機など最新のガス機器のメリットや安全性をPR。実際に機器に触れていただき、簡単な料理にチャレンジできるコーナーも設けています。

キッチン・バスメーカーとの合同企画「リフォームフェア」も随時実施しています。各ショールームでさまざまな機器を展示して紹介。イベントを通じ、安全で便利な暮らしを提案しています。

―17年のガス小売全面自由化による影響はありますか。

中国地方の新規参入は、まだありません。ただ将来の競合を想定し、リフォームやミネラルウオーター販売などガス以外のサービス向上にも力を入れ、お客さまに快適な暮らしを提供し続けます。

1910年の創業から地域とともに歩み、今年4月で109年を迎えます。自由化により新たな時代が訪れていますが、変えるべきことは変え、守るべきことは守り、これまで通り地域のお客さまに選んでもらえる企業を目指します。

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福山ガス本社
概要
社名福山ガス株式会社
所在地〒721-8601
福山市南手城町2丁目26-1
Tel 084(931)3111
設立1911年2月(創業1910年4月)
事業内容ガス事業、ガス器具の販売、液化天然ガスの販売
資本金2億5875万円
売上高56億2000万円(2017年12月期)
従業員数84人(2017年12月現在)
関連会社福山ガス産業(株)、(株)福山ガスお客さまセンター、福山ガス設備(株)、瀬戸内パイプライン(株)
ホームページhttp://www.fukuyama-gas.co.jp