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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

平和学研究 専門家輩出目指す


理事長・学長 若林 真一 (わかばやし しんいち)

―今春、大学院に平和学研究科博士後期課程を新設します。

 被爆地・広島の大学として、平和学に関する世界有数の教育・研究機関を目指すため、2019年4月の修士課程に続く開設です。国内外から広く学生を受け入れ、平和学を世界に発信できる研究者やジャーナリスト、国際公務員などプロフェッショナルな人材の輩出を目指します。
 本学の平和学研究科と広島平和研究所は、旧広島大理学部1号館(広島市中区)への移転が決まっています。市や広島大平和センター(同)とも連携しながら、移転に向けた検討にも取り組みます。

―新しい入試制度に合わせて、各学部のカリキュラムも変わりました。

 国際学部では留学などに挑戦する「行動力」、情報科学部では新しい価値を生み出す「イノベーション力」、芸術学部では自らの作品を言葉で表現する「プレゼンテーション力」を重視したカリキュラムに改革。新しい時代の変化に対応できる人材の育成に力を入れます。

―大学教育のデジタル化に積極的です。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、前期の授業は原則オンラインで進め、後期も対面との併用で対応しました。同時に、ノートパソコンやモバイルルーターの貸し出しなどで学生を支援。オープンキャンパスなどのイベントもオンラインで開催しました。今回のコロナ対応で培った経験を生かし、オンラインと対面を融合させた授業や、通信環境の整備をさらに進めます。
 20年は地域と学生が協働する活動も困難でした。今年こそは、アートでにぎわいづくりを進める中区基町でのプロジェクトなど地域貢献事業も充実させていきます。

―入学希望者に伝えたい大学としての強みは。

 文系の国際学部、理系の情報科学部、さらに芸術学部が一つのキャンパスに集うユニークな総合大学です。大学院生を含めた学生約2千人に対して200人ほどの専任教員が対応する少人数教育にも定評があります。コロナ禍で地域が見直されている今こそ、国際平和文化都市・広島を拠点とする公立大学として、世界でも地域でも活躍できる人材の育成に力を入れていきます。


広島平和研究所 シンボルマーク決定
概要
法人名公立大学法人広島市立大学
所在地〒731-3194
広島市安佐南区大塚東3丁目4-1
Tel 082(830)1500(代表)
設立開学:1994年4月
法人化:2010年4月
学部・学科国際学部 国際学科
情報科学部 情報工学科、知能工学科、システム工学科、医用情報科学科
芸術学部 美術学科、デザイン工芸学科
大学院国際学研究科、情報科学研究科、芸術学研究科、平和学研究科
付置研究所広島平和研究所
付属施設付属図書館、語学センター、情報処理センター、芸術資料館、社会連携センター、国際交流推進センター、キャリアセンター
ホームページhttps://www.hiroshima-cu.ac.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。