中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

店舗で検診 地域の健康に寄与

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代表取締役社長 宗兼 邦生 (むねかね くにお)

―働き方改革を進めています。

従業員が働きやすい環境であってこそ、お客さまに満足いただけるサービスをお届けできると考えます。育児や介護の悩みを個別面談で社員と共有しながら、配属先や勤務時間に柔軟に対応しています。病児保育費の全額補助や残業の少ない社員への賞与アップも始めました。平均勤続年数は10年前の1.6倍、女性は2倍に伸びています。

―地域の健康づくりを応援しています。

福山市医師会と協働で昨年から、市内3店でがん検診を始めました。「買い物のついでに受診できる」と喜ばれています。店内で開く30分の体操教室は1年間に243回実施しました。地元の薬局とタイアップした「健康フェア」は10回に上ります。がんの予防・啓発と地域の健康に寄与したとして昨年、広島県から表彰を受けました。日本政策投資銀行からは3年連続で最高ランクの健康経営格付けをいただいています。

―スーパーの経営を通じて地域の課題にも向き合っています。

西日本豪雨の発生時は、災害協定を結ぶ広島市と県、三原市の要請を受け、水や弁当、生活用品などを被災地に届けました。道路や鉄道が広範囲にわたって寸断する中、地元の利を生かした対応ができたと自負しています。昨年は豪雨だけでなく台風や地震など全国各地で天災が相次ぎました。いつどこで災害が起きても商品が途絶えないよう、今後はメーカーや卸業者と一丸となって物流の確保を進めていく計画です。豪雨で被災した本郷店は昨年11月に改装オープンしました。電源設備を上層に置き、搬入口に浸水を防ぐ止水板を設けて防災機能を高めています。

―品ぞろえの強化が進みます。

共働き世帯の増加で調理の時短が求められています。昨年発売した下ごしらえ済みの食材キット「Cook-i(クックアイ)」は、栄養価の高い出来たてメニューを簡単に準備できると好評です。おいしさと健康、環境に配慮したプライベートブランド「BimiSmile」でもシチューなど簡便性の高い冷凍食品を強化しています。佐木島(三原市)で作る高糖度で甘いミニトマト「スイートルビー」は売れ行き好調です。お客さまの健康的な生活を、食卓を通じて応援します。

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昨年4月にオープンしたフレスタ牛田本町店
概要
社名株式会社フレスタホールディングス
本社所在地〒733-0011
広島市西区横川町3丁目2-36
Tel 082(233)1100
設立2015年12月(創業1887年10月)
事業内容総合食料品、日用品雑貨販売のスーパーマーケットほか
資本金9300万円
売上高/連結830億円(2018年2月期)
従業員数5195人(2018年9月現在)
支社・支店・工場広島県57店舗、岡山県4店舗、山口県1店舗、合計62店舗
関係会社13社
ホームページhttp://holdings.fresta.co.jp/