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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

漂う閉塞感打破 元気届けたい


オーナー 松田 元 (まつだ はじめ)

―2020年はプロ野球界も新型コロナウイルスの影響を大きく受けました。開幕が遅れ、無観客でスタートする異例のシーズンでした。

 無観客、5千人、定員の50%と入場者が推移した1年。なおかつチームは5位という非常に悪い成績でした。みなさんに元気を届けることができず反省しています。経営的には打撃の大きい年でした。
 ただ、観客動員は53万7857人と12球団で1番多かった。ファンのみなさんに感謝しないといけない。ファンの声援がいかに選手たちを鼓舞していたかということをすごく感じました。熱気、ファンの優しさ。頑張れという拍手が広島の特色として心強いと思っています。

―21年はどういう1年にしたいですか。

 広島のために広島を元気にするような1年でありたいですね。象徴的な存在になれるように頑張らないといけません。われわれができることは、選手たちが球場で活躍してもらって成績を残すこと。球団としては何らかの形で地域に奉仕ができるよう考えていきたい。例えば昨年は難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の支援活動に取り組む御調高(尾道市)の生徒会を球場に招き、PR活動をしてもらいました。ちょっとした地域のコミュニティーから元気を広げたいと考えています。一つずつの地域は狭いかもしれませんが、数が増えれば地域が元気になるはずです。絶対重要なことだと思います。

―佐々岡真司監督は就任2年目のシーズンを迎えます。

 昨年は佐々岡監督の良さが出ない年でした。故障者が出てきた時に立て直せなかったことはつらかったと思います。ただ塹江敦哉投手やケムナ誠投手ら若い選手をどんどん(1軍に)上げてよく使いました。先発、中継ぎという立ち位置を付けてあげたという点では投手出身の監督らしい。開花まではいかないけれど、ちょっとつぼみを膨らませたのは今年につながると思います。

―「バリバリバリ」と個性的なキャッチフレーズで挑みます。

 (新型コロナの影響で)閉塞(へいそく)感がすごく出ている感じがします。どうやっていったらいいのだろうかと考えた中で、出てきたキャッチフレーズです。バリバリバリと現状を打破したいですね。


2021年のキャッチフレーズ
概要
社名株式会社広島東洋カープ
所在地〒732-8501
広島市南区南蟹屋2丁目3-1 マツダスタジアム内
Tel 082(554)1000
設立1956年1月1日
事業内容プロ野球チームの運営及び試合の興行
資本金5000万円
売上高169億225万円(2019年12月期)
従業員数150人(2020年12月現在)
関連施設屋内練習場、大野練習場、由宇練習場、大州寮、大野寮
ホームページhttps://www.carp.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。