中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

地域と歩む店づくりにまい進

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代表取締役社長 加栗 章男 (かぐり あきお)

―積極的に店舗を増やしています。

前期から11店舗が新たに加わり、全191店舗になりました。昨年10月に広島電鉄(広島市中区)子会社の広電ストア(同)の事業を受け継ぎ、マダムジョイ5店をマックスバリュに改装オープンしました。同じイオン(千葉市)傘下の山陽マルナカ(岡山市南区)とマルナカ(高松市)の統合も発表しました。今年3月に完全子会社化し、新しい体制で営業を始めます。3社の強みを生かし愛される店舗を目指します。また、5月には山陰地方初の出店として境港市にザ・ビッグが誕生します。今年は既存店のリニューアルにも力を入れていきます。

―商品構成も変化しています。

お客さまが商品に求めるのは健康、おいしさ、鮮度、価格です。今はその店独自の商品がなければ生き残れません。価格に関してはイオンのブランド「トップバリュベストプライス」、健康については環境と人に優しい「トップバリュグリーンアイ」を拡大し、より健やかな生活をおくりたいというお客さまの要望に応えていきます。

―昨年の西日本豪雨では店舗に被害が出ました。

マックスバリュ本郷店(三原市)は河川の氾濫で高さ3メートルまで冠水しました。被害を受けて1週間後には移動販売車やテントを使って仮営業を開始し、9月15日に本格的に再開しました。約2カ月間、店を開けられなかったことで改めて私ども小売業の使命を感じました。スーパーは商品を買う場であると共に、近隣の方が集まる憩いの場でもあります。地域の方々のために何ができるのか、さらに突き詰めていきます。

―スーパーは厳しい状況が続いています。

少子高齢化、他店との競争激化、ネットショップの台頭でどこも苦戦しています。そんな状況だからこそ重要なのが地域密着の視点です。当社は伝統文化を未来へ伝えようと、広島神楽を応援しています。3年前から広島広域都市圏「"神楽"まち起こし協議会」と共に、公演機会の減少や後継者不足などの課題に取り組んでいます。店舗の駐車場を会場として活用し、子ども神楽を披露するなど、地域文化の発信拠点を担っていきたいと考えています。

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店舗で開催した子ども神楽の様子
概要
社名マックスバリュ西日本株式会社
本社所在地〒732-0814
広島市南区段原南1丁目3-52
広島段原ショッピングセンター5階
Tel 082(535)8516
設立1982年3月5日
事業内容イオングループの中でスーパーマーケット事業を営む。広島県、山口県、岡山県、香川県、愛媛県、徳島県、兵庫県にチェーンストアを配置し食糧品、日用雑貨等を販売する
資本金16億9900万円
売上高2701億6900万円(2018年2月期)
従業員数1万7631人(2018年8月現在)
支社・支店・工場190店舗(2018年10月末)
ホームページhttp://www.maxvalu.co.jp