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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

育児や医療で社会支える役割


理事長・総長 古澤 宰治 (ふるさわ さいじ)

―子ども教育学部に今春、「特別支援教育コース」を新設します。

 学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害があり、特別な支援を必要とする子どもが増えています。しかし、こうした子どもに寄り添い、成長を手助けできる専門性を持った人材は十分とはいえません。そのため、特別支援学校教諭一種免許状を取得できるコースを設けました。学生には幅広い領域を学んでもらい、教育現場で役に立つ知識を身に付けてほしいと願っています。

―地域の育児を応援しています。

 宇品キャンパス(広島市南区)に昨春、付属保育園を開園しました。現在、0~5歳児59人が通っています。保育サービスには園内だけでなく、大学のグラウンドや体育館なども活用。保育士や幼稚園教諭を目指す学生の実習や課外活動の場にもなっています。また、同キャンパスには子育て支援施設「こどもケアセンター い~ぐる」もあります。2014年の開設以来、育児に悩む保護者の相談などに応じ、利用者は延べ1万人を超えました。今後もこれらの施設を通じて、地域の子育てを支えていきます。

―地域貢献にも積極的です。

 西風新都キャンパス(安佐南区)に2019年、言語聴覚研究所付属相談室を開設しました。言語聴覚士の資格を持つ教員が、言葉に障害がある地域の人たちの相談に対応しています。加えて、安佐南区と地域連携協定を締結しており、リハビリテーション学科が区内で講演会を開くなど住民の健康増進をサポートしています。市立中央図書館(中区)とも連携し、作業療法士や看護師を志す学生が年1回、認知症に関連した企画展を開催。認知症の啓発のほか、来館者との交流を図っています。

―今後の社会に必要な人材とは。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中、医療の分野で活躍できる人材の重要性は高まっています。このような状況にあるからこそ、建学の精神である「心技一体」に立ち返りたいと考えています。専門知識も含めた「技」を習得し、相手をきめ細かくケアできる豊かな「心」・健やかな「体」を持った人材の育成が不可欠です。学生を育てるだけでなく、引き続き地域貢献にも努めながら社会から求められる大学を目指します。


広島都市学園大付属保育園
概要
大学名広島都市学園大学
所在地〒734-0014
広島市南区宇品西5丁目13-18
Tel 082(250)1133
設立2009年4月
大学院・専攻科保健学研究科、言語聴覚専攻科
学部・学科健康科学部 看護学科 リハビリテーション学科 理学療法学専攻、作業療法学専攻
子ども教育学部 子ども教育学科 小学校教育コース、初等教育コース、保育・幼児教育コース、特別支援教育コース
取得できる資格
(受験資格を含む)
看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、小学校教諭一種免許状、特別支援学校一種免許状、幼稚園教諭一種免許状、保育士
ホームページhttps://www.hcu.ac.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。