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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

車内装部品 「音•美•熱」を追求


取締役社長 廣谷 清 (ひろたに きよし)

―ものづくりと共に歩み、今年70周年を迎えます。

 1951年にベニヤ板の製造・販売からスタートし、東洋工業(現マツダ)向けに自動車の内装部品を製造したのが起源です。現在は自動車部品メーカーとして、自動車内外装、防音部品などの開発・製造を主な事業としています。当社の内装部品は、マツダをはじめ、国内主要自動車メーカーに納品しています。

―「音・美・熱」をテーマに、商品開発を展開しています。

 カーライフは多様化し、車内空間の静かさや心地よさ、美しさが求められる時代になってきています。当社のものづくりのテーマは「音・美・熱」で、特に得意とするのが騒音、振動、衝撃を軽減する技術です。
 タイヤのロードノイズ(振動音)、風切り音、エンジン音などを防音・遮音するインシュレーターや、燃費向上につながるエンジンの断熱部品などの開発に取り組んでいます。音と熱にこだわった部品を製造することで、当社を選んでいただけるケースが増えてきました。例えば、マツダのスポーツタイプ多目的車(SUV)「CX-5ディーゼル」で当社製品が採用され、高い静寂性が好評を得て、売り上げが伸びていると聞いています。

―八本松工場(東広島市)のリニューアルを計画しています。

 2017年に山口工場(山口市)を新築し、従業員の満足度が向上しました。今年は、老朽化した八本松工場をリニューアルします。年末をめどに段階的に完成させていき、従業員が笑顔になる生産工場を造ります。

―「明るく楽しく、そして挑戦」を行動指針に、多様性のある職場づくりをされています。

 どんなに厳しい時でもチームヒロタニは、「明るく楽しく。そして挑戦。」をモットーに、日々取り組んでいます。そのモットーを軸に、コロナ禍の苦境を乗り越えていきます。
 当社には現在、中国からの実習生が52人います。外国人も性的少数者(LGBT)も、みんな仲間として、家族として、平等で多様性のある職場づくりをしています。従業員の顔を見れば、元気がもらえます。今のチームヒロタニならば、「音・美・熱」を切り口に、現場の改善を進めながら、成長できると確信しています。


「音・美・熱」をテーマに事業構造の変革を実現
概要
社名株式会社ヒロタニ
本社所在地〒739-0269
東広島市志和町志和堀1153-10
Tel 082(433)6600
創業1951年12月
事業内容自動車内装部品の製造
資本金6000万円
売上高215億9000万円(2020年5月期)
従業員数380人(2020年5月現在)
支社・支店・工場八本松工場、防府工場、山口工場、九州工場、滋賀工場、大阪営業所
関連会社(株)タカヒロ
ホームページhttps://www.hirotani.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。