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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

身近な頼れる薬局でありたい


代表取締役社長 山中 修 (やまなか おさむ)

―昨年3月、福山市と健康増進に関する連携協定を結びました。

 地域住民の健康増進と健康寿命の延伸を目的に、協定を結びました。具体的には、介護が必要になる手前の状態を指す「フレイル(虚弱)」の予防事業などに取り組みます。協定を結んだ後、新型コロナが流行。オンラインでの調剤対応を始めるなど、感染症対策を徹底しながら地域住民の健やかな暮らしをサポートしてきました。薬局は緊急事態宣言の下でも開局を求められるなど、医療提供の場として重要な役割を担っています。感染リスクと隣り合わせの状況でも、現場を守り続けてくれた従業員に感謝しています。

―調剤ロボットを導入しました。

 昨年8月に調剤ロボット「BD Rowa Smart」を導入し、中四国地方の薬局では初の試みになりました。「薬剤自動入庫払出装置」と呼ばれ、薬剤の入庫、払い出し、期限管理、在庫管理を自動化。これにより、患者さんの待ち時間の短縮、薬局業務の効率化につながりました。

―初の通所介護事業所をオープンしました。

 福山市沖野上町にリハビリ特化型のデイサービス「ともケア沖野上」を昨年10月に開所しました。予防介護に特化したデイサービス「早稲田イーライフ」の加盟店で、早稲田大と連携して科学的根拠に基づいた多彩なプログラムを提供しているのが特徴です。例えば、腰にベルト型の装置を付けて、歩行バランスや推進力を数値化するなどしています。
 また、当社の薬局では、歯磨き後の口腔(こうくう)ケア用品「L8020乳酸菌 キシリトールタブレット」を昨年10月に発売しました。広島大大学院の研究者が発見したL8020乳酸菌を活用したサプリメントです。オーラルケアは健康への第一歩。口腔内を清潔にすることで、身体の健康を保つことができます。

―「地域に根ざした信頼される薬局の創造」が企業理念です。

 今後ますます高齢化が進み、在宅医療などのニーズが高まります。その中で、薬局を処方箋の有無にかかわらず気軽に相談に来ていただける場所にしていきます。薬の専門家である薬剤師が相談に乗れば、市販の医薬品で解決する場合もあります。身近な相談相手として、地域住民の健康に寄り添います。


福山市との連携協定締結式の様子
概要
社名株式会社ファーマシィ
本社所在地〒720-0825
福山市沖野上町4丁目13-27
Tel 084(931)0160
設立1976年11月
事業内容保険薬局の経営
資本金5000万円
売上高212億1599万円(2020年3月期)
従業員数817人(2020年4月現在)
事業所数99薬局(グループ全体)、通所介護事業所1施設、居宅介護支援事業所1施設
関連会社(株)ファーマシィホールディングス
(株)地域医療支援センター
ホームページhttps://www.pharmacy-net.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。