中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

安全•美味な豆腐 拡販へ新工場

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代表取締役社長 山名 清 (やまな きよし)

―新たな工場を開設し、販路を拡大します。

今秋、富士山麓工場(静岡県小山町)の稼働を開始します。約5万平方メートルの広大な敷地に、総工費43億円をかけて新設する工場には、1時間に1万4500個の豆腐を生産できる最新の製造ラインを導入します。富士山からのおいしい湧水を使って、さらに味わい深い豆腐を作ります。

本社工場(三原市)と関西工場(滋賀県甲賀市)に加えて、静岡に拠点を設け関東で新たな市場を開拓します。すでに当該地区の大手スーパーと契約を結び、やまみブランドのセールスを展開中です。

―強気の設備投資が続きます。

商品の品質を上げるためなら、ためらうことなく機械を刷新していくのが当社の方針です。2000年に本社工場を開設したときの機械は一つも残っていません。

最新の大型製造ラインを使って、短時間で大量に生産する体制に加え、衛生管理にも力を入れています。二つの工場は15年までに業界では初めて、食品安全管理システムの国際規格「FSSC22000」を取得しました。洗浄から包装までフル自動化、ロボット化を進めています。

―ニーズに合わせた特徴ある商品を増やしていますね。

150グラムずつ3丁をセットにした食べきりサイズの豆腐は、単身世帯や夫婦2人暮らしを中心に人気が続いています。「切れてる木綿鍋用」などカット済みの商品も、すぐに調理に使えると好評です。これらの商品は、ニーズは高くても手間とコストがかかります。他社が対応しにくい商品開発でも、当社は積極的に挑戦し続けます。今年は、北海道産大豆100%使用の豆腐の新シリーズや、高オレイン酸の油揚げなどの販売を拡大していきます。

―18年連続増収。昨年は東京証券取引所第2部上場となりました。

18年6月期の売上高は104億円で業界2位です。3年後に1.4倍、10年後は600億円が目標です。東証2部上場企業として食品製造・流通・販売の仕組みの中でなくてはならない存在を目指します。

豆腐は、食卓に一番近く日本文化を代表する食品です。その豆腐作りに夢と誇りを持ち、広島発祥の味と技術を提供していきます。

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やまみ本社工場
概要
会社名株式会社やまみ
本社所在地〒729-0473
三原市沼田西町小原字袖掛73-5
Tel 0848(86)3788
設立1975年1月
事業内容豆腐、厚揚げ、油揚げ等の豆腐関連製品の製造販売
資本金12億1555万円
売上高104億9906万円(2018年6月期)
従業員数361人(2018年9月現在)
支社・支店・工場関西工場、大阪営業所
ホームページhttp://www.yamami.co.jp