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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

新棟完成 学内外に開かれた場


理事長 鈴木 省三 (すずき しょうぞう)

―新型コロナウイルスへの対応は、何に重点を置きましたか。

 福山大と福山平成大では、次々と変化する状況に合わせながら、学修機会の確保に努めました。昨年4月は休校を余儀なくされましたが、5月には遠隔授業を開始しました。6月後半からは対面授業も一部再開でき、夏休みに当たる時期も授業に充てました。また、修学環境のより一層の整備充実を図るため、両大学の全学生を対象に、返還の必要のない奨学支援給付金の支給を行いました。11月初旬からは、JR福山駅前の社会連携推進センターでも遠隔授業が受けられる環境を整えました。登校時の体温チェック、手洗い、うがい、マスク着用、部屋の換気などを励行し、「3密」を避ける感染予防にも力を入れています。

―企業や地域と連携し、教育研究活動を続けています。

 福山大は太陽誘電(東京)、サンテック(同)と協働事業契約を結びました。福山市の河川などで行う水位監視システムの実証実験に協力し、防災の効果を検証します。食の面から健康や地域活性化に貢献する「北木島活性化プロジェクト」もスタートしました。笠岡市北木島の魚介類や農産物を使った新メニューの開発を進めています。外部との接触や交流が制約される中で、地域の方々に「知の拠点」としての貢献ができたと考えています。

―福山大の新棟「未来創造館」が竣工(しゅんこう)しました。

 「未来創造館」は、昨年12月に竣工した11階建ての学びやで、教育・研究の伝統と学生の未来が織りなす知の拠点となります。本格利用は今年4月からになります。薬学部が入るほか、1、2階には「ラーニングスペース」を設けました。瀬戸内海が見える最上階には、カフェテリアと茶室を備えています。全ての学生と教職員が利用できるほか、学外の方との交流の場にもなります。

―学生へのメッセージは。

 両大学の学生には、社会で生き抜く力を自ら追求して学び、地域社会の発展に貢献できる人材となってほしい。教職員は全力でサポートします。今年も引き続き情報通信技術(ICT)を含む修学環境の整備を進め、教育、研究、社会連携の全てにおいて「ゆるぎなく前進」を続けてまいります。


2020年12月竣工「未来創造館」
概要
法人名学校法人福山大学
設立1975年4月
大学名福山大学
所在地〒729-0292
福山市学園町1番地三蔵
Tel 084(936)2111(代表)
大学院経済学研究科、人間科学研究科、工学研究科、薬学研究科
学部・学科経済学部(経済学科、国際経済学科、税務会計学科)
人間文化学部(人間文化学科、心理学科、メディア・映像学科)
工学部(スマートシステム学科、建築学科、情報工学科、機械システム工学科)
生命工学部(生物工学科、生命栄養科学科、海洋生物科学科)
薬学部(薬学科)
ホームページhttps://www.fukuyama-u.ac.jp
大学名福山平成大学
所在地〒720-0001
福山市御幸町上岩成正戸117-1
Tel 084(972)5001(代表)
大学院経営学研究科、スポーツ健康科学研究科、看護学研究科
学部・学科経営学部(経営学科)
福祉健康学部(福祉学科、こども学科、健康スポーツ科学科)
看護学部(看護学科)
ホームページhttps://www.heisei-u.ac.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。