中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

高品質の自動車部品 増産図る

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代表取締役社長 浦上 彰 (うらかみ あきら)

―生産体制を強化しています。

自動車部品の受注拡大に対応するため2018年、主力の広島東工場(府中市)、静岡工場(静岡市)を中心に鋳造機を増設し、生産能力を拡大させました。また、ロボットを使った加工ライン、検査ラインの自動化も進め、品質、納期などお得意先のご期待に応え得る体制を整えています。

このほか昨年は静岡県、三重県の自動車部品メーカー2社をリョービグループに加えました。東海地方の生産体制を強化しています。

今年は、高品質で厚肉製品に適したダイカスト製造が可能な当社の独自の鋳造法「GDスクイズ」を応用し、自動車メーカーと部品の共同開発に努めます。また、GDスクイズ鋳造の採用拡大に力を注いでいきます。

―建築用品事業のトピックスは。

電動の開閉機能を備えた住宅用ドアクローザを開発中で、今年4月に発売予定です。ドアを手で少し開けると設定位置まで自動で開くので荷物を抱えている時などに助かります。車いすもスムーズに出入りできます。ドアクローザ製造については今後、日本での生産量を高めるとともに、生産ラインの自動化などにより、生産性を向上させていきます。

―印刷機器事業の動向は。

リョービMHIグラフィックテクノロジー(府中市)は今年で設立5周年を迎えました。クライアントのニーズに応じた印刷機の製造だけでなく、当社のロボット活用のノウハウを生かした、さまざまな提案をしています。例えば、印刷機を設置するクライアントの工場内物流における自動化、省力化。印刷用紙などの資材や完成品をロボットに搬送させ、人手不足の解消につなげてもらえればと考えています。

―働きやすい環境の整備に積極的です。

社員が安心して働けるよう昨年、リョービグループの健康宣言を発表しました。

心身の健康づくりとともに、育児や介護などとの両立を図り、いきいきと働くことができる環境と、能力を発揮しやすい職場づくりを推進。昨年9月に広島県の「働き方改革実践企業」に認定されました。これからも社員の幸福を追求し、企業の発展につなげていきます。

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広島東工場に増設した鋳造機
概要
社名リョービ株式会社
本社所在地〒726-8628
府中市目崎町762
Tel 0847(41)1111
設立1943年12月
事業内容ダイカスト製品、建築用品、印刷機器の製造販売
資本金184億7200万円
売上高2471億9200万円(2018年3月期連結)
従業員数(グループ)7761人(2018年9月現在)
営業拠点国内/東京、大阪、札幌、仙台、浜松、名古屋、富山、広島、福岡
海外/中国
生産拠点国内/広島県、静岡県など計10拠点
海外/アメリカ、メキシコ、イギリス、中国、タイに計6拠点
ホームページhttp://www.ryobi-group.co.jp/