学力アップなび

妊婦の支え、ネットでも 広島県内の開業助産師ら講座や活動紹介サイト

2020/6/17 14:14
広島県内の開業助産師を紹介するホームページの画面

広島県内の開業助産師を紹介するホームページの画面

 新型コロナウイルス感染への不安から外出を控えている妊婦の心身を支えようと、県内の開業助産師たちがインターネットを駆使した取り組みを相次いで企画している。講座を始めたり、活動をまとめたホームページ(HP)を作ったり。自宅で出産する人が増えるとみて、助産師技術をウェブ上で伝える試みも出ている。

 MY助産院(広島市南区)は、ビデオ会議アプリを使った妊婦向けの講座を始めた。少人数でヨガを教えたり、出産に関する質問に答えたりしている。

 院長の高島麻季さん(43)は「コロナの影響でマタニティー教室が中止になっている地域もある。専門家の話を聞く機会がなく、不安な人がいるはず」と案じる。19、30日には陣痛をテーマに開催を計画する。

 「コロナ禍でも妊婦さんの力になりたいと奮闘している助産師がいる。情報を届けたい」と語るのは、楽(がく)助産院(安佐南区)の西本紗織さん(39)。今月、県内の開業助産師9人とそれぞれの活動を紹介するHP「広島ママのみかた」を作った。骨盤ケアや育児グッズ選びの動画配信、オンライン相談など、多彩な取り組みが並ぶ。

 自宅出産を支える助産技術を育めるウェブ講座を始めた人もいる。KEI助産院(中区)の田中敬子さん(54)は仲間とともに5月から、現役の助産師や学生に自宅出産の心得や技術を伝えている。今月上旬には国内外の約50人が参加した。

 米ニューヨークの知人から、米国ではロックダウン(都市封鎖)の影響で、出産を病院から自宅に切り替える妊婦が増えたと聞いた。「日本でも、自宅出産を担える助産師がもっと必要になる。どんな状況でも妊婦の不安や喜びに寄り添える助産師を増やしたい」と話している。(久保友美恵)

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

子育てのページの最新記事
一覧