学力アップなび

児童に端末1人1台、クラウドで学び合う【GIGAスクール構想】<上>先進事例編

2021/3/21 21:12
iPadを使い、協力して課題に取り組む藤の木小の6年生

iPadを使い、協力して課題に取り組む藤の木小の6年生

 学校教育に情報通信技術(ICT)を取り入れる国のGIGA(ギガ)スクール構想。3月末までに全国の小中学生に1人1台のパソコンやタブレット端末を配備する予定で、中国地方でも多くの市町で4月から活用が始まる。子どもの学びはどう変わるのか、どんな課題があるのか。2回に分けて探る。

 3月中旬、広島市佐伯区の藤の木小。6年1組の教室では、児童全員がiPad(アイパッド)を手に授業に臨んでいた。どの子もキーボードやタッチパネルを軽やかに操り、授業中も話しながら互いに資料づくりに協力する。大久保樹さん(12)は「操作は難しくない」と笑顔で語った。

 同小は2010年度、国からICT教育のモデル校に指定され、1人にパソコン1台の環境を整えた。GIGAスクール構想を受け、昨年12月には広島市のモデル校として、他校に先駆けてiPadも使い始めた。

 1人1台の端末と通信網の整備で教育現場は大きく変わった。ポイントの一つが、ネット経由で情報を共有できるクラウドサービスの活用だ。島本圭子校長は「子ども同士がつながり、学び合えるようになった」と話す。

 クラウド上では、子どもたちが一つのシートやスライドに意見などを同時に書き込め、その内容を各自の画面上で閲覧できる。互いの考えを瞬時に共有できるため、同小では国語や社会などの授業での意見交換や、その結果をまとめる際などに活用している。

 ▽授業に参加しやすくなる利点も…
(ここまで 602文字/記事全文 1263文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする

この記事の写真

  • 無料登録して写真を拡大
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

まなびの最新記事
一覧