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広島県教委、いじめ謝罪 中高一貫校、保護者「報告書公開を」

2021/4/1 12:57

 2019年に広島県内の中高一貫校で中学1年の生徒がいじめに遭い転校を余儀なくされた問題で、県教委は31日、被害生徒の保護者に第三者委員会の調査結果を報告し、謝罪した。保護者は学校側の再発防止策を確認できないなどとして謝罪を受け入れず、学校名と報告書の公開を求めた。

 保護者によると、県庁で県教委学びの変革推進部の冨永六郎部長たち3人から29日の報告書を示され、説明を聞いた。「子どもがひどいいじめを受けていた」と知り、大きなショックを受けたという。報告書の持ち帰りはできなかった。

 冨永部長はいじめについて「申し訳ない。再発防止に取り組む」と謝罪したが、保護者は「報告書を受け取っておらず、いじめ防止に向けた学校の改善を確認できていない」と受け入れなかった。保護者は「いじめの背景を知ってもらうため、学校名を公開してほしい」と求めたという。

 第三者委員会によると、生徒は中学入学直後から1学期末まで、寮や学校で複数の生徒からいじめられた。報告書は「初期段階で全体像を把握できず、学校全体でいじめをなくす指導につながらなかった」などとして、学校と県教委に問題があったと指摘した。(赤江裕紀)

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