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東広島中心部の小学校、教室不足が深刻 仮設校舎で対応、課題多く 

2021/12/5 19:28
児童数の増加で仮設校舎(左の2棟)の使用が長引いている西条小(東広島市)

児童数の増加で仮設校舎(左の2棟)の使用が長引いている西条小(東広島市)

 東広島市中心部の小学校で、児童数の増加による教室不足が深刻になっている。マンション建設や新興団地の開発が背景にあり、一部の学校は手狭な仮設校舎での授業が長期化。市教委は学習環境の改善に加え、新型コロナウイルス感染予防の面からも対策を急ぐ。

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 西条地区の商業エリアに近い住宅街にある西条小。体育館そばに2階建ての仮設校舎が3棟並ぶ。計12教室で3年生の全5クラスが学び、障害のある児童が一部の授業を別室で受ける通級指導などにも使われる。

 「仮設のはずが、ずるずると常設化していて…」。中嶋崇弘校長(59)がこぼす。2004年度にグラウンドの隅で1棟目の使用が始まり、09、17年度に1棟ずつ増えた。04年度当時、校舎の増築は予算が膨らむ上、長期的にみると児童数が減少に転じる見込みもあるため、仮設で対応した。しかし、一帯の住宅は増え続け、21年度の児童数(5月1日時点)は1053人と04年度の1・3倍に増加。市内34校で最多となっている。

 仮設での生活は課題が多い。歩行音や振動が教室に響き、授業に集中しにくい。給食室から遠くて上り下りも多く、料理を運ぶのが大変。断熱性が低く、空調管理がしづらい。同校の特色である、幅広の廊下と教室を一体的に使う学習活動ができない…。

 コロナ禍で机の間隔を広げる際は、教師の机を外に出して対応。昨年新設した手洗い場は、仮設で過ごす児童数の割に数が少ない。5年板垣こはくさん(11)は「不便さもいい思い出だけど、やっぱり本来の広くてしっかりした教室が過ごしやすい」と話す。

 ▽6校で仮設校舎利用
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