まなび

みんなの新聞コンクール

審査を終えて 社会や自己と向き合う

2019/11/14
審査委員長 朝倉 淳さん

審査委員長 朝倉 淳さん

広島県NIE推進協議会会長 審査委員長朝倉 淳さん 安田女子大教授


 ことしも「みんなの新聞コンクール」にたくさんの応募がありました。応募作品には戦争と平和、環境、災害、健康、人権、学校生活、家族の体験ほか、さまざまなテーマが取り上げられていました。作品からは、取材したり整理したり、考察したり表現したりしている時の、つぶやきや息遣いが聞こえてくるようです。

 新聞感想文や切り抜き作品では、記事を深く読解するとともに、複数の情報と関係づけて考察し、自らの意見や主張を構成しています。ジュニア新聞、ファミリー新聞、学校新聞では、現地調査、インタビュー、アンケートなど、自分たちが直接集めた情報に基づいて事実を示し、考察しています。出来上がった新聞は、内容も表現も豊かで独創的なものです。

 多くの作品から、「学び」が経験として生かされていることを感じました。学校での学び、家庭や地域での学び、これまでのコンクール作品からの学びなどです。学びを生かして挑戦することが、作品の個性や独創性に結び付いています。

 新聞は、日々刻々と変わりゆく世の中の出来事を丁寧に記すものです。今回、子どもたちが新聞や新聞制作を通して、社会や自然の現実、自分自身に向き合い、未来を創造しようとしていることに胸を打たれました。そのような姿こそ私たちの希望です。この世界を子どもたちと共に、未来へとつないでいきたいものです。

<審査員の皆さん>


宇野孝一さん(山口県NIE推進協議会会長、県中学校長会会長、長門市立深川中校長)
清水洋子さん(福山大人間文化学部准教授)
藤田豊さん(日本新聞協会NIEアドバイザー、広島県立松永高教諭)
平田浩一さん(広島県立教育センター所長)
松浦宰雄さん(広島市教育センター所長)
佐藤泰造(中国新聞社編集局長)

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