くらし

<お題>家事の「外注」どう思う?

2020/2/10 19:58

 料理や掃除、洗濯をサポートしてくれる「家事代行サービス」を使ったことがありますか。便利そうだけれど、家の仕事を他人に任せるのは後ろめたい。夫が反対する―。そんな理由でためらう子育て中の女性は少なくないようです。新生児や乳児がいれば、数時間おきの授乳や夜泣きで睡眠不足に陥ったときなどに助かりそう。ただ、あまりサービスが浸透していない地域もあるようです。家事の「外注」、皆さんはどう思いますか。使ったことがある人の意見もお待ちしています。

 ▽読者から

 ■夫も子も大喜び

 家事の代行はお勧めです。専業主婦の私がお金で家事を解決するなんてと後ろめたさもありましたが、思い切って苦手な掃除を頼みました。見て見ぬふりをしていた隅のほこりなどもきれいになり、ストレスから解放され、気持ちが晴れ晴れしました。夫も子どもも大喜びしてくれたので、今では月1回ほど頼んでいます。(福山市・主婦・41歳)

 ■しんどい時こそ

 しんどい時こそ、家族と笑顔でいるために使った方がいいですよ。息子が生まれて間もない頃、ばたばたの毎日に疲れてシルバー人材センターの方に料理を頼んだことがあります。息抜きになったし、スタッフの人に「私が料理している間だけでもゆっくりして」と声を掛けてもらい、本当にうれしかったです。全部1人で抱えなくてはと張り詰めていた糸が緩みました。(東広島市・主婦・37歳)

 ■内容、よく吟味を

 子どもが小学生になる前に検討したことがあります。結局使わなかったのですが、いざというときは頼めると想像するだけで、気持ちが楽になりました。金額も内容もさまざまなので、自分に合うものをよく吟味した方がいいと思います。もし他の家族が家事代行に戸惑うようなら、家事の大変さや家庭内では分担しきれない現状について、よく話し合うといいのではないでしょうか。(広島市西区・パート女性・48歳)

 ■依頼、自然な流れ

 子育て支援に関する仕事をしており、産後間もない母親と関わっています。忙しい産後や子育て期は誰しも休む時間が欲しいし、子どもと関わる時間も欲しい。それなのに無理に家事を頑張って睡眠もままならない人も多く、心配しています。最近は家庭の事情で親を頼れない人も少なくありません。お金を払ってサポートしてもらうのは、現代の自然な流れだと思います。(防府市・公務員女性・40歳)

 ■生活のため必要

 介護ヘルパーとして、高齢者の料理や買い物、掃除を支援しています。家事の代行もヘルパーと同じで、日々の生活のために必要なものだという考え方がもっと広がってほしいです。母親が穏やかに過ごせれば、夫や子どもにももっと優しくできそうです。時間と心の余裕は大切ですよ。(福山市・ヘルパー女性・42歳)

 ■高額なイメージ

 家事の代行は高額なイメージがあります。私の場合は代わりにランチやショッピング、好きなものを買ってストレスを発散していました。家事は家族に手伝ってもらうことを増やしたり、適度に手抜きをしたりすれば、うまく乗り切れるかもしれません。(広島市安佐南区・主婦・62歳)

 ▽現場から

 ■悩むときは1回試して ママ楽サポート(広島市西区) 西村佑紀代表

 家事代行サービスの会社を運営しています。料理や掃除、片付けなど家の中の家事を引き受けます。特に人気なのが料理です。未就学児や小学生の子を育てる共働きの母親たちから、その日の夕食と数日分の冷凍できるおかずの調理を定期的に頼まれることが多いです。

 とはいえ、毎週代行を頼むと出費がかさむため、月1、2回で調整している家庭もあります。利用者からは「料理の下ごしらえをしていた時間を子どもと遊ぶ時間に充てられた」「イライラすることが減り、家族との仲が良くなった」との声を聞きます。

 業者が急増しているので、自分に合うところを選んでほしいです。同じ掃除でも、時間内に複数の部屋をきれいにする業者もあれば、水回りのみなど場所ごとにプランが分かれるケースもあります。事故などで物が壊れたとき補償してくれるところもあります。

 料金は1時間3千〜5千円が相場です。利用に悩むときは、1回試してみるのも一案ではないでしょうか。もし反対している家族がいても、仕上がりを見て納得してくれることもあるようです。

 ▽担当記者から

 利用した経験のある人を中心に、体も心も楽になるので賛成という意見が目立ちました。掃除を頼んだときに不要なものが見つかって断捨離にもなったという体験談も届きました。一方、プライベートをのぞかれる不安や周囲の否定的な反応を気にする声もありました。(福田彩乃)

 ▽次回のお題は

 ■小学生女子の「ファッション競争」

 最近、小学生の女の子がおしゃれで驚くことはありませんか。5、6年生になると友達とファッションで競い合い、戸惑う親も増えているようです。仲良しグループで小学生向けファッション雑誌のモデルのまねがはやって、「友達が持っているから」と高額ブランド服を欲しがったり、「買ってくれないとばかにされ、仲間外れになる」と訴えたり…。一方で、自己表現の手段という考え方もあります。子どもの「ファッション競争」、皆さんはどう思いますか。経験談もお寄せください。

この記事の写真

  • 西村佑紀代表
  • 初めての節分。鬼退治!(禅ちゃん、島根県津和野町)

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