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【新型コロナ みんなで乗り切る】テークアウトやデリバリー進化中!@広島

2020/5/15 19:32
テークアウトメニューを注文した常連客たちと「オンライン酒場」を楽しむ田中さん(広島市西区)

テークアウトメニューを注文した常連客たちと「オンライン酒場」を楽しむ田中さん(広島市西区)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために外出自粛が続く中、飲食店が力を入れているのがテークアウトやデリバリー。ひと工夫加えた「進化形」が、広島市内でも広がっている。長引く巣ごもり生活にいかが―。

 ■オンライン酒場 店の雰囲気を画面で共有

 「本日は来店ありがとうございます。乾杯!」。客のいない店内に声が響く。広島市西区の居酒屋「駅前酒場赤まる横川店」。経営する田中誠司さん(45)は毎週日曜に「オンライン酒場」を開く。店のテークアウトメニューを味わってもらいながら、テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でつながって、みんなで家飲みを楽しめる。

 夜7時半にスタートし、毎回20人前後が参加する「繁盛」ぶり。店内を撮影した背景を画面上で共有すると「店で飲んでるみたい」と歓声が上がった。「久しぶり」「最近何しとったん」と会話が弾む。料理は唐揚げや豚キムチなど約40種の中から好きな物を選べる。店に取りに行くか配達をしてもらえる。

 4月下旬から休業すると、常連客から「飲む場所がなくなって寂しい」と声が上がり、「オンライン×テークアウト」を思い付いた。近くに住む会社員甲斐裕司さん(41)は「週1で通う愛着ある店。経営を応援できるのも他の常連さんに会えるのもうれしい」と喜ぶ。マスクをする必要がなく、終電を気にせずに飲めるのも魅力だ。

 ■まとめて届ける 農家と連携、食材多彩に

 うどん店のデリバリーだが、届けるのは生麺だけではない。米や新鮮な野菜、コーヒー豆、そしてスイーツ…。外出自粛の影響で客足が遠のいた店や農家が手をつなぎ、多彩な食べ物をまとめて配達している。

 広島市南区の手打ちうどん店「幅屋」店主の苗代幅(なわしろはば)健友(たけとも)さん(43)が企画する「ハーバーイーツ」。お品書きをフェイスブック(FB)などで示し、注文分を車に積んではハンドルを握って広島市内を中心に各戸へ持って行く。4月初めに店を休業し、当面は宅配専業へかじを切った。

 西区の会社員仁多(じんた)弘美さん(54)は、ぶっかけうどんを手作りし、一緒に届いたベビーリーフを載せて食べた。「自粛生活で孤食気味だった食生活が充実しました」と歓迎する。

 西区の焼き鳥店「豚鳥(とんとり)」のテークアウトも、自慢の焼き鳥に加えて、売り先を失った農家の無農薬野菜を一緒に販売している。FBでつながる「広島テイクアウト連合」の仲間の店にも、野菜を売る輪を広げていく計画だ。店主の吉村充史さん(37)は「この暗い時代をみんなで乗り切りたい」と知恵を絞る。(ラン暁雨、桜井邦彦) 

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この記事の写真

  • うどんに加え、農家の男性(右)から届いた野菜をデリバリーする苗代幅さん(広島市南区の幅屋)
  • 仁多さんが幅屋のうどんと野菜で作ったぶっかけ

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