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【新型コロナ みんなで乗り切る】外出控えて、上手に非常食 「ローリングストック」、食べた分だけ買い足す

2020/5/20
「備蓄の食品を日々の食事でも楽しんでください」と話す山崎教授(広島市東区の比治山大)

「備蓄の食品を日々の食事でも楽しんでください」と話す山崎教授(広島市東区の比治山大)

 災害時の非常食を日常の食事に取り入れ、食べた分だけ買い足す「ローリングストック」という方法がある。うまく取り入れると、新型コロナウイルスの感染防止のために外出を控えつつ、近づく雨の季節に向けて災害への備えにもなるので一石二鳥だ。

 ▽栄養考え3日分用意、比治山大・山崎教授がメニュー紹介

 「缶詰など備蓄できる食品はまとめ買いできる上、しばらく置いておけるので、外出を控えたいときにも役立ちます」。比治山大健康栄養学部の山崎初枝教授(65)=栄養教育論=は、定期的に非常食の消費と補給を繰り返すローリングストックが、感染防止のための外出自粛時にも有効と指摘する。

 サバ缶やツナ缶、魚肉ソーセージに、乾燥わかめ、ミックスベジタブル…。保存できてなお、日々の食卓で使える食材はいろいろある。

 家庭での備蓄量は、公的な支援が届くまでの最低3日分、大規模災害に備えるなら7日分必要という。この3日分の食材を自粛時の食事に充てれば、「買い物は3日に1回」にすることもできる。使ったら買い足す循環で備蓄を切らさないようにする。

 日本栄養士会災害支援チーム(JDA―DAT)の一員でもある山崎教授は「自分が好きで食べ慣れたものをそろえておき、栄養バランスが取れるよう備えてほしい」と助言する。

 米や麺類などエネルギー源になる炭水化物の「主食」、魚や肉などタンパク質や脂質を得られる「主菜」、野菜や乾物などビタミンや食物繊維を補給できる「副菜」を3本柱に、何を買い置くか考える。調味料、菓子も準備する。水分は1人1日3リットルが目安だ。

 備蓄は主食、主菜、副菜で分類し、棚に並べるなら古いものを手前、新しいものを後ろに置き、賞味期限の迫った品から食べる。

 調理に必要な湯を沸かすため、ガスこんろがあると便利だが、カセットボンベにも7年程度の使用期限がある。古いものは日々の調理で使い切ろう。

 山崎教授が、備蓄品を生かしたメニューで薦めるのが「みそ玉」。ラップに1人前に必要なみそと具を載せ、包んで保管する。冷蔵で10日、冷凍なら1カ月は持ち、湯を注ぐだけ。乾燥わかめや切り干し大根もトッピングできる。野菜ジュースを水代わりにした炊き込みご飯は、野菜やビタミン類の不足を補える。山崎教授は「自宅の備蓄を使った料理を今こそ試してみてほしい。いざというときに役立ちます」と促す。(桜井邦彦) 

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