くらし

<お題>オンライン学習、効果的に行うには

2020/6/8
イチゴおいしいよ(実月=みつき=ちゃん、広島市西区)

イチゴおいしいよ(実月=みつき=ちゃん、広島市西区)

 新型コロナウイルスの影響でオンライン学習が普及し始めました。ただ、親が付き添っていないと、途中で脱線する子どもも少なくないようです。ユーチューブやアニメに切り替えてしまったり、長時間画面と向き合うことに疲れて寝てしまったり…。小中学校でも導入が進みますが、リアルタイムで先生が発信するライブ授業でない場合は緊張感もなく、悩む親もいるようです。どんな工夫やツールがあれば効果的に取り組めるでしょうか。体験者の声もお待ちしています。

 ▽読者から

 ■友と電話 刺激に

 中学1年の娘が初めてのオンラインに挑戦。学習を始めたものの、ユーチューブを見てしまうことがありました。苦手な教科は、より難しく感じたよう。娘は友達と毎日決まった時間に電話をして、オンライン授業の内容や宿題について話し合っていました。1日3分ほどの会話でしたが「あの子も頑張っているなら」と互いに刺激を受けて、やる気が高まったようです。(広島市東区・主婦・45歳)

 ■クイズで楽しく

 小学5年の長女が週に1回オンラインで英会話を習っています。先生が「お父さんの服を持ってきて」など、家庭にある物をみんなに見せるクイズのときは、自宅ならではの楽しみ方ができたようです。ただ、手を挙げて発言する人以外は音がオフになり、引っ込み思案なわが子は存在感がやや薄くなりました。(広島市西区・主婦・42歳)

 ■画面大きい方が

 休校中、中学1年の長男が、数学や理科のオンライン講座を受けていました。会えなくても先生や友達とリアルタイムでやりとりできたのは刺激になってよかった。わが家はタブレット端末でしたが、携帯電話は画面に表示できる相手の人数が少なくて困る人もいたようです。タブレットやパソコン画面の方が友達が多く写って楽しめそうです。(広島市西区・パート女性・41歳)

 ■学び 家族に宣言

 親がパソコンをショッピングやゲームにだけ使っていると、子どももゲームをしたり動画を見るためだけにパソコンを使いそうです。親がオンラインで英語などを学べば、子どもも自発的にオンライン学習をするようになるのではないでしょうか。

 私自身、オンラインで英会話を学んだ経験があります。怠けてもとがめる先生がいないので、自分に甘くなりがちです。効果的に学ぶには、学習をする時間帯を家族に宣言することです。宣言すると家族の目があり着実に学習に取り組めます。(光市・主婦・42歳)

 ■学習時間区切る

 子ども一人一人によって、集中できる時間が違うと思います。オンライン学習は途中で授業の流れを止めることができます。親が自分の子どもの集中力にあわせて、学習時間を20分ごとなどに区切ってあげるといいと思います。(広島市東区・パート女性・48歳)

 ■ゲーム置かない

 以前に英会話のオンライン学習をやっていましたが、先生が表情に乏しく、音は聞き取りにくくつまらなかったです。大人でも集中するのが大変でした。子どもが取り組む場合は、オンライン学習よりも魅力的なゲームなどを同じ部屋に置かないようにすべきでしょう。(広島市安佐北区・アルバイト女性・52歳)

 ▽専門家から

 ■集中力が続く時間帯で 学習塾「5―Days」社長 田中良典さん(広島市南区)

 オンライン授業をして感じているのは、映像だけを見ながらずっと集中することは、小中学生にとっては酷、ということです。一方で、子どもたちはすぐ慣れるので、最初は年齢に応じて、親がサポートするとスムーズです。

 オンライン学習のいいところは、いつでも受講できるところ。親は、自分の子どもの頭が一番活性化している時間帯に取り組むように促しましょう。その子の集中力が続くくらいの時間で区切り、何度かに分けて受講しても構いません。映像を繰り返し見たり、速度を変えられるのもオンラインの魅力です。小学校低学年の場合は、理解しやすいように映像をゆっくり流す工夫も効果があります。

 親が応援していることを子どもに伝えることも大事です。学習前には「分からないことは書き出しておいて、後で伝えてね」などの声掛けをし、終了後は「よくできたね」と褒めましょう。

 親もぜひわくわくしながらオンライン授業を見てほしいです。「何事にも挑戦しよう」「新しいことを吸収しよう」という親の姿勢が、子どもの発達にもつながります。

 ▽担当記者から

 親世代にとっては、なじみの薄いオンライン学習。いま直面している子どもにどう接すればいいのか迷いがあることが、投稿ににじんでいました。新たな学び方はまだ手探りのよう。子どもや保護者の感想、要望を取り入れて、良いものにしていく必要がありそうです。(治徳貴子)

 ▽次回のお題は おむつ卒業、タイミングは

 いつの時代も悩ましいのが、子どものおむつ卒業のタイミングです。最近は紙おむつの性能が良くなり、付け心地のよい大きいサイズの商品も増えています。そのため、外れる時期が遅くなる傾向があるようです。3歳を過ぎても「別に困らない」「自然に卒業するのを焦らず待っている」という親がいる一方で、簡単に外せる方法があれば知りたいという声も聞きます。皆さんはどうしていますか。アドバイスや経験談をお待ちしています。

この記事の写真

  • 田中良典さん

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