くらし

【この働き方大丈夫?】第3部「テレワークのうねり」に反響

2020/6/12 19:51
自宅で各自のスペースを確保し、テレワークやオンライン授業に集中する家族(広島市中区)

自宅で各自のスペースを確保し、テレワークやオンライン授業に集中する家族(広島市中区)

 新型コロナウイルス対策で、いきおい導入が進んだ在宅勤務などのテレワーク。連載「この働き方 大丈夫?」第3部「テレワークのうねり」に、読者から無料通信アプリLINE(ライン)とメールで反響や体験談が届いた。在宅で仕事と子育てをうまくこなす工夫のほか、慣れないデジタル機器でのやりとりへの戸惑いも寄せられた。

 ▽仕事と子育て両立に自信/家族の関係性問われる

 「プリンターがなくて困ったり、運動不足に悩んだり、在宅ワークに苦労したのは私だけじゃないんだなと分かりました」と感想を寄せたのは、広島市中区の40代会社員女性。一方で「仕事と子育てを両立できて自信になりました」と手応えも感じたという。「保育園が休みになった子どもと、かけがえのない時間を過ごせました」

 工夫したのは時間のやりくりだ。まだ子どもが寝ている早朝に「始業」して仕事に集中。植物の水やりを子どもに任せて、互いに1人の時間をつくった。休憩中は一緒に昼食を用意し、ベランダで食べるなど気分転換も心掛けたという。

 逆に、家族と一緒にいる時間が長くなり、家事や育児を巡ってストレスがたまるケースもある。夫への不満を紹介した連載を振り返り、福山市の40代パート女性は「うちも一緒。夫は何もせず、全て私任せでしたから」と打ち明ける。

 女性は、毎朝4時に起きて休校中の子どもに付きっきりだった。一方で、夫は午後から出勤。「寝たいだけ寝て、出勤前ぎりぎりに起きて自分のペースでゆっくり身支度。本当にイライラしました」と振り返る。

 新たな働き方が、家族の在り方を考えるきっかけになると感じた人もいる。広島市中区のパート女性(52)は、自宅に居場所がなくテレワークで肩身が狭いと嘆く男性会社員の記事に「これまで家族と向き合って来なかったからではないでしょうか」と推し量る。

 夫婦で在宅ワーク中なのに家事や育児をしない夫の記事に対しては「互いの知らなかった一面が見えてくるのかもしれない」と感じたという。「在宅で働いて団結力が増す家族と、ぎすぎすしてしまう家族に二極化しそう」

 ▽ビデオ会議、長く感じた/対面との使い分け課題

 IT機器を使って、遠く離れた相手とも仕事上のやりとりができるのもテレワークのポイントだ。ただ、連載ではコミュニケーションの難しさに直面するケースも紹介した。広島市佐伯区の実家で5月からオンライン授業などに取り組む大学教授男性(44)は「私も苦労しました。30分の会議が普段よりも長く感じました」と言う。

 勤め先は大阪の大学。学内の意見交換は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で行った。「画面越しでは場の雰囲気がつかみにくくて、議論に入り込むのにちゅうちょする。会議中に来客がないか、飼い犬がほえないか、そんなことも気になって…。慣れないせいもあって、まだ戸惑いの方が大きい」

 授業は専用サイトに資料をアップし、約100人の学生にリポートを提出してもらう仕組みという。リポートの内容が不十分なときは、電話やメールで連絡を取っている。「デジタル機器を活用すれば休講にならないし、会議も欠席しなくて済む。とはいえ、対面することで理解が深まる場合もある。オンラインとの使い分けが今後の課題かもしれません」と見据える。(ラン暁雨、林淳一郎)

 【身近なパワハラ 体験談寄せて】

 今月から施行された「パワハラ防止法」。度を超えた身体的な攻撃や精神的な攻撃などを防ぐ対策を大企業に義務付けています。職場でパワハラを受けたこと、見たことはありますか。皆さんの体験談をお寄せください。匿名希望の場合も連絡先をお知らせください。

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