くらし

【あこがれ山暮らし〜北広島から 束元理恵】<20>ココとコテツ(下)

2020/8/22 19:22
さばいた2頭の毛皮を手にすると、涙がこぼれた

さばいた2頭の毛皮を手にすると、涙がこぼれた

 ▽育てて食べた 涙止まらず

 ココとコテツ。わずか半年だけど、私と暮らした幼いイノシシです。育て始めた頃の2頭は、500ミリリットルのペットボトルほどの大きさでした。

 好きな食べ物はミミズやスイカ。ミルクが飲みたくなると、湿った平べったい小さな鼻で、ぐい、ぐいっと私の手や服を探ってきました。おなかを触るとゴロンと転がります。ピンクのおなかを見せ、なでてくれと目を細めていました。

 いつも話に聞くイノシシは畑を荒らしたり、狩猟のときに人へ向かってきたり。イノシシは大きな自然の一部で、里に住む人に自然の強さや怖さを示す存在でしたが、ココとコテツは違っていました。2頭と暮らすうち、人とは違う生き物が、とても身近な存在に思えてきたのです。
(ここまで 318文字/記事全文 845文字)

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