くらし
作業服クールに進化中 広島のメーカー、すっきり細身・色柄も多彩
2020/11/28 18:57
作業服がおしゃれに進化している。「ワークマン女子」なる流行語が生まれるなど作業服大手の「ワークマン」(群馬県)が注目される一方、広島のパイオニア企業も負けていない。高い機能性、デザイン性、低価格の三拍子がそろい、日常着やアウトドアウエアとして一般客の心も引き付けている。
福山市の老舗メーカー「コーコス信岡」を訪ねると「本当に作業服?」と思うようなスタイリッシュな着こなしの男性が登場した。トランシーバーや工具箱を持っていなければ、「イケてる街着」。高級な質感と多彩な色柄、すっきりした細身のシルエット…。軽くて動きやすく、防風・防水・防寒機能や耐久性も優れているという。
新型コロナウイルス禍の中でアパレルは苦戦しているが、作業服は一般客にも好調だ。多くが5千円以下のお手軽価格。アウトドアブームも手伝って、キャンプや釣り、ツーリングといった幅広い場面で着用できる点も魅力を集めているとみられる。
コーコス信岡企画部の林威喜部長によると、かつての作業服は「消耗品」で、だぼだぼズボンや地味色の上下セットが定番だった。しかし、「毎日着るものだからこそ、格好よく」という若い人たちのニーズを受け止め、カジュアル路線の商品を増やして自分らしく着こなす楽しみを提供する。
女性用も例外ではない。府中市のメーカー「バートル」では、女性の体形に合わせて細めの腰回りの製品も用意。「女性は美意識が高い人が多く、機能的でスタイルが良く見える服を求めている」と大崎諭一社長。製造業では、作業服の印象で就職先を決める学生もいるため、「デザイン重視」の企業は年々増えている。「作業服」から洗練された「ワークウエア」へ。まだまだ進化しそうだ。(文・ラン暁雨、写真・井上貴博)
直方体だけを積み上げたり、球体だけをくっつけたりする、シンプルな形で遊ぶおもちゃは、ルールがないだけに自由に楽しめる。新型コロナウイルスの影響で外出しにくい今、家族で床やテーブルに広げてのびのび遊ん...
▽座りっぱなしで肩こり・腰痛になってませんか 新型コロナウイルスの感染防止のためテレワークが叫ばれている中、巣ごもりで仕事をすると運動不足になりかねない。慣れない椅子での仕事で肩こりや腰痛が出る人も...
新型コロナウイルスの感染拡大で、視覚障害者の生活に困りごとが増えている。感染予防のため人との接触や会話が減る中、他者との距離感がつかみづらくなり、援助も頼みにくくなっている。危険な状況で支援を得られ...
▽ジーンズ卒業、レディー度アップ 20代はワーキングホリデーで欧米を巡り、ジーンズに白いTシャツかニットで過ごすことがほとんどでした。しかし30歳を前にして、好きだったカジュアルスタイルが似合わなく...
認知症の人とケアする家族にとっても新型コロナウイルスは脅威だ。ただ、マスクの着用などの大切さを理解されにくく、感染予防が不十分になりやすい。そうならないよう広島大大学院の石井伸弥教授(老年医学)たち...