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栄養たっぷり、デーツを料理に ドレッシングやサラダ、ケーキも

2020/12/26 19:18
デーツを入れたドレッシングやサラダ、ヨーグルトを前に「癖のない自然な甘みが好き」と話す高尾さん=広島市中区(撮影・荒木肇)

デーツを入れたドレッシングやサラダ、ヨーグルトを前に「癖のない自然な甘みが好き」と話す高尾さん=広島市中区(撮影・荒木肇)

 ▽自然な甘み リピーター続出

 こくのある甘さとねっとりした食感のドライフルーツ「デーツ」。栄養もたっぷりで、健康や美容に気遣う人が今、夢中になっている。「自由な発想でさらにおいしく」とさまざまな料理に挑戦する人も増えている。

 デーツの熱烈なファンの高尾祐美(ますみ)さん(55)=広島市中区=は「体にすっと入る自然な甘みが好き」と話す。ナツメヤシの実を乾燥させたデーツは5センチ前後で、干し柿のような味わい。その甘みを生かし、ミカンやオリーブオイルとミキサーにかけたドレッシングが高尾さんの自信作だ。

 食べ応えも気に入る。果肉は厚めでしっかりかみしめられる。高尾さんは市内でボディートレーニングなど複数の教室を開いているため、昼食を取る間もないほど忙しい。そんな時、クルミを挟んだデーツを食べる。「手軽に空腹を満たしてくれる」と満足する。

 デーツを含むドライフルーツ全体が今、注目を集める。日持ちがする上に、手を汚さずにぱっと食べられるからだ。あらゆる季節の果物を口にできる点もうれしい。中でも、デーツは栄養価が高く人気の的だ。食物繊維が豊富で、体のむくみの改善効果があるカリウム、疲労回復に役立つナイアシンも含む。

 オタフクソース(西区)が3月から販売しているデーツは1袋150グラム入り(標準小売価格928円)で、9月末で初年度目標の1億円を上回る売り上げを見せる。ドライフルーツとナッツ専門店「FAR EAST BAZAAR(ファー・イースト・バザール)」広島三越店(中区)でもデーツが抜きんでて人気。繰り返し買う客が多いという。

 店長の松岡さとみさん(29)は、デーツは香りが高く虫が寄ってくることもあるので、瓶に移し替えたり、ファスナー付きの食料保存袋に脱酸素剤と一緒に入れたりして保管することを勧める。「肉じゃがなど和食にも使えます。バリエーションをぜひ広げて」と呼び掛ける。

 街で食べることもできる。「喫茶さえき」(中区)では、ペースト状にしたデーツを砂糖代わりに入れた2種類のケーキを出す。30〜40代の女性から注文を受けることが多い。手作りする佐伯尚利さん(38)は「自然の甘みなので罪悪感なく食べられるのも魅力のよう。一度味わってみてください」と勧める。(治徳貴子)

 ▽デーツ入りヘルシーキーマカレー

 デーツ料理に挑戦したい人向けに、「ヘルシーキーマカレー」をオタフクソース(広島市西区)デーツ部の下平邦夫部長(42)に教わった。カレーにデーツを入れると、まろやかさや深みが加わる。下平部長は「入れる数を調整し、おうちの味を出してほしい」と話す。

 <材料>4人分

デーツ4粒、ニンニク1片、ショウガ1片、鶏のひき肉250グラム、タマネギ1個、ニンジン1/2、トマト缶(ホール)1缶、ゆで大豆100グラム、カレー粉・お好みソース・オリーブオイル各大さじ1、塩小さじ1/2

 <作り方>

(1)デーツは種を取って細かく刻む。タマネギ、ニンジン、ニンニク、ショウガをみじん切りにする。

(2)フライパンにオリーブオイルを熱してニンニクとショウガを炒め、香りがしたら、タマネギを加えてよく炒める。

(3)タマネギの色が変わったら、ニンジンとひき肉を加えて炒める。

(4)肉に火が通ったら、トマトを潰しながら加え、デーツと塩を加えて弱火でふたをして15分ほど煮詰める。

(5)なじんだら、ゆで大豆とカレー粉を加えて炒める。お好みソースを加えて混ぜる。

この記事の写真

  • デーツなどドライフルーツが並ぶ「FAR EAST BAZAAR」広島三越店(広島市中区)
  • ペースト状のデーツを入れた「喫茶さえき」の2種類のケーキ
  • デーツを入れた「ヘルシーキーマカレー」

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