くらし

【この働き方大丈夫?】男性育休の壁<上>迷惑かも…職場の空気が圧

2021/1/17 19:44
長男、次男と手をつなぎ近所を散歩する広島県の公務員男性。妻は三男を抱っこ(撮影・高橋洋史)

長男、次男と手をつなぎ近所を散歩する広島県の公務員男性。妻は三男を抱っこ(撮影・高橋洋史)

 なかなか増えない「男性育休」。どうすれば取得を促せるのだろう。少子化対策の「最後の切り札」なのか、制度の拡充も検討されているが、壁は厚いようだ。当事者たちが何に悩んでいるのか声を聞いた。

 ◇

 「僕は出世や上司の評価をあまり気にしないタイプ。だから思い切ることができたのかもしれない」。広島県内で3人の子を育てる30代の公務員男性は、三男が生まれたのを機に昨夏から育休を取っている。充実の日々を送っているが、「勇気あるパパ」になるまでには葛藤もあった。

 職場では取得第1号。「前例を作れば後輩も取りやすくなる」と同僚は応援してくれたものの、上司からはチクリと言われた。「うちは双子だったけど、俺が休まなくても何とかなったぞ」。専業主婦の妻に家事も育児も頼っていたのだろう。「制度の手前、仕方なく認めたって感じでした」

 多くの職場で上司が育休の壁となるケースは多い。「おまえが産むの?」と圧をかけられたり、「出世に響くぞ」と脅される「パタハラ(パタニティーハラスメント)」被害に遭ったり。男が育休を取るなんて―という古い価値観は職場にはびこる。
(ここまで 471文字/記事全文 1873文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする

この記事の写真

  • 三男は肩車をすると泣きやむ(撮影・高橋洋史)
  • 加藤秀一さん
  • 無料登録して写真を拡大
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

この働き方、大丈夫?の最新記事
一覧