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電気代350円、家族でつくる小さな循環 【3・11 10年 持続可能な暮らしのヒント 広島の移住者から】<下>

2021/3/8 21:47
昼食の時間、「食器の多くは頂き物」と話す井海夫妻

昼食の時間、「食器の多くは頂き物」と話す井海夫妻

 ◇井海幹太さん(50)、緑さん(44)夫妻=呉市安浦町

 ■疲れない範囲で使う家電を減らしてみる。それが「持続」につながる

 玄関を入ると、茶の間に置かれた調理用ストーブの上でやかんがひゅーっと鳴る。「昭和」の雰囲気が漂う自宅に、テレビや冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、炊飯器はない。幹太さんは「家電をあまり持たないので電気代もかかりません」。全ての家電をなくそうと思うとしんどいが、少しずつ減らしてみると案外困らないのだという。

 電気代は月に350円ほど。外にある薪(まき)ストーブで暖を取りながら調理をすることもある。洗濯機や電球、CDプレーヤー、携帯電話の充電器に使う電力はバイオマスや太陽光でつくる自然エネルギーを選ぶ。親子でゲームの代わりに楽器や模型を作って遊ぶ。「節電」は楽しいからやっているのだと幹太さん。「薪を割ったり遊びを工夫したりする時間が心地いい」

 福島では太陽光パネルで自家発電し、自給自足の暮らしを目指していた。今も環境に悪いことはなるべくしたくない。でも10年で肩の力が抜けた。完全に電力を使わない暮らしは難しいことが分かったから。疲れない範囲で電気の使い方を考えることが「持続」につながっている。

 ■家具や食器は再利用して、ごみを増やさない
(ここまで 533文字/記事全文 2085文字)

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  • 壊れた冷蔵庫が食器棚として活躍する台所
  • 3時のおやつにするニンジンを収穫する蕗さん(左)
  • 真剣な表情で箸を作る作さん(左)と麦さん
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