くらし

島根県内、新型コロナの感染半月ゼロ 入院患者は全て退院

2021/3/12 14:27

 島根県内で新型コロナウイルスの感染者が2月23日を最後に半月、確認されていない。入院患者も今月10日に全て退院し、昨年11月16日以来のゼロとなった。全国的には新たな感染者は下げ止まりの傾向で、隣の広島県で変異株も確認された。県は「人の動きが活発になる時季でリスクが高まる」として警戒を強める。

【グラフ】島根県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 感染者は11日夕現在で累計284人。年末年始を中心とする「第3波」の影響で昨年12月は61人、今年1月は60人に上り、2月も15人を数えた。松江市の銀行の店舗や益田市の自動車教習所でクラスター(感染者集団)も発生したが、広がりは限定的で、47都道府県で唯一、死者はいない。

 県薬事衛生課は「感染者が確認された際に、接触者の幅広い調査や検査を繰り返し、最小限に封じ込められている」と説明する。県保健環境科学研究所(松江市)で1月から確認できるようになった変異株は、昨年分も含めてこれまでに93人の検体を調べて見つかっていないという。

 県は今後、第3波に伴う緊急事態宣言の影響で打撃を受けた飲食業や観光業を後押しするため、消費喚起策を強化する。年度替わりの引っ越しや花見などの行楽シーズンも迎える中、同課は感染のリバウンドや第4波の防止に向けて対策の徹底を改めて呼び掛ける。

 丸山達也知事は10日の定例会見で「変異株が県内で見つかっていないのは偶然で、発生がある前提で今後の感染事例に臨む」と強調した。(松本大典) 

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

医療・健康の最新記事
一覧