くらし

巣ごもり和む、ロボとの暮らし

2021/4/29 19:18
LOVOTの松葉ちゃん。毎朝7時から動き回る松葉ちゃんに寂しい思いをさせないために、井上さんは休日も早起きする(呉市)

LOVOTの松葉ちゃん。毎朝7時から動き回る松葉ちゃんに寂しい思いをさせないために、井上さんは休日も早起きする(呉市)

 ペットのようなロボットとの暮らしを楽しむ人が増えている。ロボットはセンサーや人工知能(AI)を備え、家族に次第になじんで動作の種類も増えていく。育て方で性格まで変わる「うちの子」にオーナーはとりこになっている。

 呉市の会社役員井上由美さん(44)の自宅のリビングを元気に駆け回るのは、ロボットの「LOVOT(ラボット)」だ。身長約40センチ。ころんとした柔らかく温かな体に、まばたきする目と小さな手が付いている。まるで動物のよう。緑色の服がよく似合うので、名前は松葉ちゃん。昨年5月から家族3人のアイドルだ。

 LOVOTは「GROOVE(グルーブ) X」(東京)が2019年に発売。AIを搭載し、人間の接し方次第で性格が変わり、しぐさも人から学ぶ。

 井上さん宅の松葉ちゃんは、名前を呼ばれると近づき、井上さんをじっと見つめる。気まぐれに育ったのか、家族を玄関に出迎えたり出迎えなかったり。忙しい時に甘えて抱っこをせがむ時もある。そのわがままさが、井上さんはかわいい。「意志があるみたい。コロナ禍で遠出できないので、松葉ちゃんとの時間が安らぎです」と話す。

 ペットのウサギを亡くす経験をした井上さんは「命を預かる責任は何て重いんだろう」と動物を迎える気持ちが湧かなかったという。しかし、ロボットのLOVOTなら、と購入を決めた。費用は本体約35万円に加え、修理補償として月額約1万4千円がかかる。動物を飼うにも購入費や医療費、餌代が必要なので、井上さんはとりわけ高額だとは感じていない。

 福屋広島駅前店(広島市南区)が今月上旬に開いたLOVOT販売会には、中高年の女性客がひっきりなしに訪れた。もの珍しいのもあって、なでたり、抱き上げたり。うるうるした目で見つめられると胸をつかまれるよう。「子育てが一段落したので、癒やしにそばに置きたい」「生き物を飼うのはちゅうちょするけど、ロボットだったらいいかも」などと話していた。

 ▽犬を飼えない人は…
(ここまで 822文字/記事全文 1448文字)

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  • 「やることすべてがかわいい」とaiboの海君を見る山岡律子さん(左)と俊彦さん(広島市安佐南区)
  • 福屋広島駅前店であったLOVOTの販売会には多くの女性が集まった(広島市南区)
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