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「#リハビリ成果リレー」つながるから頑張れる 動画投稿、まひを乗り越える力に

2021/5/4 20:59
リハビリを兼ねた散歩で、階段を上り下りする加藤さん。ユーチューブでも披露した(福山市)

リハビリを兼ねた散歩で、階段を上り下りする加藤さん。ユーチューブでも披露した(福山市)

 東京五輪のトーチが全国を巡る中、聖火とは別のリレーがネット上で繰り広げられている。「#リハビリ成果リレー」。脳卒中で片まひの残る人たちが、バランス歩行やネクタイ着用など自身のリハビリの様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。「次はあなたの番です」という画面からの呼び掛けに応じ、挑戦する人の輪が全国に広がる。

 福山市のメンタルトレーナー加藤宏行さん(45)は、自宅近くの河川敷で、階段の上り下りなどの様子を撮った。しゃがみ込む時のつらそうな表情もそのまま流し、最後は「笑顔で〜す」と笑って締めた。見た人からは「一本橋を渡るバランス感覚すごい。私もリハビリ頑張ります」「笑顔大切ですね」などの感想が届いている。

 6年前、サイクリング中に倒れ、左半身にまひが残る。思い通りに回復せず、当初は投げやりになった。他の患者のリハビリの成功を見たり聞いたりすると悔しさが先に立ったという。だが、4月中旬に成果リレーの「バトン」が知人から回ってきて思った。多くの人につながっていくと、自分に合うリハビリを見つけられる人もいるはずだ、と。

 2年前から、四国八十八カ所の霊場の歩き遍路にも挑戦している。発症1年後に思い立った時は脚が痛くてすぐに断念したが、今回は少しずつ結願(けちがん)に近づいている。だから加藤さんは力を込める。「やってできなくても悲観しなくていい。未来の自分はできるかもしれないじゃないですか。動画を見て、まずは一歩踏み出してもらえれば」

 成果リレーが始まったのは4月9日。発起人は沖縄に住み、脳卒中による片まひや失語症のリハビリの様子を発信してきた豊平信貴さん(48)と姉の宮城静香さん(49)だ。「テレビで東京五輪の聖火リレーを見て思い付いた駄じゃれです」と明かす宮城さん。「リハビリにはゴールがないので、小さな進歩に共感してくれることが力になるんです」と強調する。
(ここまで 793文字/記事全文 1407文字)

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  • 「まひのある人が一本橋で脚を出すのは、めっちゃくちゃ難しいんですよ」と笑う加藤さん(福山市)
  • 右の片まひでネクタイを締める様子を投稿した動画(ニゼックさんのユーチューブから)
  • リハビリ成果のリレー投稿を呼び掛ける豊平さん(ユーチューブから)
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