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ワクチンはストッパー役 コロナの広がりと防御、ピンポン球とドミノに例えると<寄稿>広島大病院感染症科・大毛宏喜教授

2021/6/1 20:55
グラフィック・大友勇人

グラフィック・大友勇人

 新型コロナウイルスの感染禍から、日常を取り戻す有力な手段がワクチンといわれる。感染はどのように広がり、ワクチンはどんな働きをするのか。緊急事態宣言の意味は何か。広島大病院感染症科の大毛宏喜教授に寄稿してもらった。

 ピンポン球が大量に入った箱を思い浮かべてください。そこに赤い粉がたくさんついたピンポン球を一つ入れます。隣の球に赤い粉が付きますが、そのほかには付きません。次に箱を揺さぶると、多くの球に赤い粉が付きます。これが感染の広がる仕組みです。

 緊急事態宣言は箱を揺らさないようにする政策です。昨年4月のように感染者数の少ない時期には有効でした。でも、現在のように赤い粉がついたピンポン球があちこちに紛れている状況ではなかなか効果が出ません。何とか宣言を解除できても、感染者数が増えると再度、宣言が必要になります。出口のないトンネルの中にいるような閉塞(へいそく)感が続く中で、私たちはどうしたらいいのでしょうか。

 次はドミノをたくさん立てた様子を思い浮かべてください。感染したドミノが倒れると、近くのドミノも倒れます。五つ倒れるとクラスターと呼ばれます。倒れないようにするにはドミノ同士の距離を開ける必要があります。ソーシャルディスタンスです。

 ▽変異株は風が吹いている感じ…
(ここまで 542文字/記事全文 1186文字)

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