くらし

死別の悲しみ、抱え込まないで コロナ禍で注目「グリーフケア」

2021/9/21 19:33
夫の仏壇に毎日手を合わせる福山市の女性。つらさを周囲に話し、前を向けるようになったという

夫の仏壇に毎日手を合わせる福山市の女性。つらさを周囲に話し、前を向けるようになったという

 大切な人を亡くし、悲嘆(グリーフ)に暮れる人たちを支える「グリーフケア」が新型コロナウイルス禍で注目されている。病院の面会制限などで最期に立ち会えなかったり、亡くなった人を送る儀式に参加できなかったりして後悔や自責の念に駆られる人が増えているためだ。ケアに携わる人たちは「つらい気持ちを抱え込まないで」と周囲や支援組織に頼るよう呼び掛けている。

 ▽同じ境遇の友人の言葉で「前を向けた」

 福山市の女性(80)は昨年10月、夫を間質性肺炎で失った。夫は重症化するまで病名を明かさず、亡くなる約2カ月前に呼吸が苦しくなるなどの症状で市内の病院に入院した。病院に入ってからは、新型コロナの感染拡大防止のため、認められた面会は週1回の短時間で近隣に住む近親者に限られた。結局、夫は人生の幕引きの時期に、関東地方に住む息子2人と孫に会えずじまいだった。
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