くらし

優良施設に学ぶ介護する人の負担軽減策 広島県内3法人

2021/9/22 19:26
入所者の健康状態など介護記録をタブレット端末に入力する楽生苑の職員(右)(新生福祉会提供)

入所者の健康状態など介護記録をタブレット端末に入力する楽生苑の職員(右)(新生福祉会提供)

 「仕事がきつい」との介護、福祉の職場のイメージを変えようと、職員が働きやすく、スキルが磨ける施設を営む広島県内の法人を、県や事業者でつくる協議会が認証している。意欲を持って働ける現場づくりの工夫は、在宅で家族をケアをする人たちの参考にもなりそうだ。三つの工夫を、優良な「プラチナ認証」を受けた社会福祉法人の取り組みに見た。(田中謙太郎)

 ▽アプリで情報共有

 新生福祉会(尾道市)は情報通信技術(ICT)を使った「スマート介護」を進めている。尾道市の特別養護老人ホーム楽生苑などでは、介護記録にクラウドシステムを導入し、入所者の毎日の食事量や排せつの時間、体調などの情報を専用のアプリにタブレット端末で記録している。データから点滴や座薬投与のタイミングを判断でき、職員間の引き継ぎ時間も短縮された。

 体の支え方などもアプリの画像で共有し、誰が担当でも同じ質の介護ができるようになった。楽生苑の大西真紀介護係長(46)は「経験の浅い職員が『先輩によって指示が違う』と混乱することが減った。誰がどの作業を担当するかも全てアプリで確認できて、負担の分散もしやすい」と効果を語る。

 ▽腰痛防ぐ器具活用
(ここまで 496文字/記事全文 1619文字)

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  • 介護リフトを使った「ノーリフティングケア」のポイントを職員に指導する三篠会の上田さん(左)
  • たんの吸引をする洗心園の職員(奥)(洗心会提供)
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