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防災と復興、思い一つに 広島市安佐南区で集い

2018/5/31 10:28

広島土砂災害の教訓を語り継ぐ自作の紙芝居を披露する三入小の児童

 広島県と広島市は30日、土砂災害防止県民の集いを広島市安佐南区の区民文化センターで開いた。2014年8月の広島土砂災害の被災地で災害に強いまちづくりに取り組む住民組織の活動発表などがあり、市民たち約600人が地域ぐるみの防災や日頃の備えの大切さを学んだ。

 広島土砂災害で大きな被害が出た同区梅林学区の住民で16年に発足した「復興まちづくり協議会」の菅原辰幸会長(71)は、災害の伝承施設の建設などを柱にまとめ、1月に市へ提出した復興まちづくりプランを紹介。「住民約100人に要望を聞き取るなどプランを作る過程で、住民の防災への意識が高まったことも成果だ」と話した。

 安佐北区の三入小の6年生約50人は被災した三入地区の住民や現場の取材を基に作った紙芝居を披露。当時の避難所生活や地域の復興の様子を伝え、「災害を風化させたくない」と継承への思いを訴えた。

 基調講演では、砂防学会中四国支部長で広島大大学院の海堀正博教授(砂防学)たちが昨年7月の九州北部の豪雨で被災した福岡県朝倉市での調査結果などを発表。「前兆現象など災害の教訓を次の世代に伝えることが大切」と述べた。(木原由維)


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