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ひょっとこ踊り、地域に元気 八木の60〜80代

2018/6/21 10:17

府中町での敬老会を盛り上げる八木ひょっとこ踊り同好会のメンバーたち

 2014年の広島土砂災害の被災地、広島市安佐南区八木地区で、地域に笑いを届けようと活動するグループがある。60〜80代でつくる「八木ひょっとこ踊り同好会」。昨年2月に結成し、近頃は地域外にも出向いていく。みんなの笑顔に、自分たちが励まされているという。

 メンバーは21人。月1回、八木集会所で練習している。地元の集まりで披露してきたが、口コミで他地域の高齢者施設などからも依頼が届くように。今月も府中町山田の敬老会に出向き、ユーモアたっぷりの踊りで会場を盛り上げた。

 同好会は八木8丁目の谷川芳久さん(76)が、近所のお年寄りを誘って結成した。「前向きになるために何かしたかった」と振り返る。谷川さんが暮らす自治会でも男性1人が亡くなった。土石流で街の姿は変わった。砂防ダム建設による立ち退きもあり、10軒以上が地域を離れた。

 心が沈み、大雨が怖いという住民の声を聞き、思い付いたのがひょっとこ踊りだった。笑って踊って、まずは自分たちが元気になろう―。そんな思いをメンバー全員で共有している。

 谷川さんは「災害を経験して住民のつながりの大切さを実感した。仲間を増やしていきたい」と話している。(久保友美恵)


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