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平山郁夫が愛した敦煌 瀬戸田で「世界遺産」展開幕【動画】

2019/10/5

莫高窟第57窟のスーパークローン文化財を見る入館者(撮影・井上貴博)

 日本画家の平山郁夫さん(1930〜2009年)が画題にし、文化財保護にも尽くした中国の敦煌をテーマにした「世界遺産 敦煌〜世界最大の砂漠の大画廊」展が5日、尾道市瀬戸田町の平山郁夫美術館で始まった。仏教壁画で有名な莫高窟(ばっこうくつ)を、東京芸術大が原寸大で復元したスーパークローン文化財も展示している。

 復元されたのは、「東洋のビーナス」と称される普賢菩薩(ぼさつ)像が描かれている莫高窟第57窟。約26平方メートル、高さ約3メートルの石窟のデジタルデータを基に、敦煌の土などを使って内壁を再現。壁画を日本画の手技で彩色し、質感や筆のタッチを忠実によみがえらせた。

 平山さんは79年、スケッチ旅行で初めて莫高窟を訪問。大小492の石窟に残る壁画や塑像に感動し、保護のための展示センター設立に貢献した。会場には平山さんが描いた「敦煌鳴沙・敦煌三危」「求法高僧東帰図」など敦煌関連の作品19点も並ぶ。

 同美術館と中国新聞備後本社の主催。12月1日まで。会期中無休。一般920円、高大生410円、小中学生210円。(久保木要)


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