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宇部の35歳男逮捕 廿日市の女子高生殺害 指紋一致 容疑認める 事件から13年半「通りすがり」(2018年04月14日掲載)

2019/10/18 14:02

 2004年10月、広島県廿日市市で県立高2年の女子生徒=当時(17)=が自宅で刺殺された事件で、広島県警の捜査本部は13日、山口県宇部市の会社員男(35)を殺人の疑いで逮捕した。山口市で起きた別の暴行事件で採取された男の指紋とDNA型が、廿日市市の殺害現場で見つかっていたものと一致した。白昼に女子高生が殺され、社会に衝撃を与えた事件は発生から約13年半を経て、解決に向けて大きく動きだした。

 捜査本部や捜査関係者によると、男は容疑を認め、「仕事を首になってうろうろしていた。通りすがりで廿日市市に来た」という趣旨の供述をしているという。

 逮捕容疑は、04年10月5日午後3時ごろ、女子高生の胸や首を刃物で突き刺すなどして殺害した疑い。広島県警は、男が離れの2階にあった女子高生の部屋に侵入し、階段で1階へ逃げようとした女子高生を襲った後、悲鳴を聞いて駆け付けた祖母(86)にも大けがをさせて逃げたとみて調べる。

 捜査本部や捜査関係者によると、捜査進展のきっかけは山口市で今月初めに起きた暴行事件。山口県警が採取した男の指紋とDNA型を、指紋などの自動識別システムで照合した結果、廿日市市の殺害現場に残っていた指紋や、女子高生の爪から採取されていた皮膚片のDNA型と一致したという。

 広島県警によると、これまでに捜査員延べ約30万人を投入して聞き込みなどを進めてきたが、男は捜査線上に浮かんでいなかった。広島県警は13日朝、男を任意同行して山口県警山口南署で逮捕。捜査本部のある広島県警廿日市署に移送した。自宅の家宅捜索もした。

 関係者によると、男は01年に宇部市内の私立高校を卒業後、山口県内の企業に就職。04年の事件後は宇部市内の建設会社で働いていた。広島県警は、女子高生との接点や動機を調べる。

 広島県警は事件発生後、目撃情報を基に犯人の似顔絵を公開し、情報提供を呼び掛けてきた。しかし有力な手掛かりがなく、周辺でトラブルがないなど動機も絞り込めず捜査は難航。聞き込みを続けるとともに科学捜査にも力を入れていた。

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