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トンネル多重事故2人死亡 東広島の山陽道下り線 5台炎上 67人が負傷(2016年3月18日掲載)

2019/10/18 16:16

 17日午前7時半ごろ、広島県東広島市志和町志和東の山陽自動車道下り線の八本松トンネル(全長約840メートル)で、渋滞した車列にトラックが突っ込み計12台が絡む多重事故が起きた。広島県警や東広島市消防局などによると、トラックや乗用車の計5台が炎上。午前9時50分ごろには消し止めたが、2人の死亡が確認され、67人が煙を吸い込むなどして負傷した。

 広島県警によると、亡くなったのは軽乗用車の同県竹原市の会社員女性(65)で死因は脳挫傷だった。女性は、広島市内の長男宅に1人で遊びに行く途中だったという。炎上した乗用車からも1人の遺体が見つかった。県警が身元の確認を急いでいる。

 事故があったのは、岡山から山口方面に向かう下り線のトンネル出口から手前約200メートルの地点。当時、約6キロ先の下り線で発生した交通事故の影響で渋滞が発生していた。県警によると、トンネル内に入ったトラックが渋滞で前方にいた乗用車や軽乗用車などに次々に追突したり接触したりして炎上。トラックに衝突された車もひっくり返るなどして炎上した。トラックを運転していたとみられる男性は軽傷を負い、東広島市内の病院に入院している。

 事故当時、トンネル内には12台以外にも50〜60台の車があった。現場にいた運転手たちによると、トンネル内には何度も爆発音が響き、煙が充満。入り口からは黒煙が激しく噴き出した。運転手たちは、トンネル中央付近に入り口があり、上下線をつなぐ避難連絡口などから次々と外に逃げ、東広島、尾道、三原の各市の病院に搬送された。多くは軽傷とみられる。

 現場は片側2車線のほぼ直線で緩やかな下り。西日本高速道路中国支社によると、事故の影響で上りの広島東インターチェンジ(IC)―西条IC間が約11時間通行止めとなった。下りの西条IC―志和IC間は通行止めのままで、18日午前0時現在、解除の見通しは立っていない。

 県警によると、過去5年間に広島県内の高速道のトンネルでは3件の死亡事故が発生し、3人が犠牲になっている。

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