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海自艦と衝突 釣り船転覆 大竹沖 船長死亡 1人重体 輸送艦おおすみ 左舷中央に痕(2014年01月16日掲載)

2019/10/18 16:26
転覆した釣り船。奥左の大型船が海上自衛隊の輸送艦おおすみ(15日午前10時、広島県大竹市阿多田島北東沖)

転覆した釣り船。奥左の大型船が海上自衛隊の輸送艦おおすみ(15日午前10時、広島県大竹市阿多田島北東沖)

 15日午前8時ごろ、広島県大竹市の阿多田島北東沖の瀬戸内海で、海上自衛隊の呉基地(広島県呉市)を母港とする輸送艦おおすみ(8900トン)と釣り船が衝突し、釣り船が転覆した。第6管区海上保安本部によると、船長1人と釣り仲間3人の男性計4人が海に投げ出された。4人はおおすみの搭載船と近くの作業船に救助され、1人が死亡、1人が意識不明の重体。他の2人にけがはなかった。

 6管本部などによると、船長(67)=広島市中区=たち2人が意識不明となり、山口県岩国市内の病院に搬送。深夜になって船長が死亡した。

 事故当時、現場は晴れで波も穏やかだったという。6管本部によると、おおすみと釣り船は同じ方向に航行し、並走していた可能性もある。おおすみの左舷の中央後部には、釣り船のものとみられる塗料が付着。釣り船にも衝突したような傷が確認されたという。

 広島海上保安部は、おおすみの乗組員と、けがのなかった釣り船の2人から事情を聴き、両船を業務上過失往来危険の疑いで調べている。小野寺五典防衛相は省内に事故調査委員会を設置し、長崎県に出張中だった若宮健嗣政務官を現地に派遣した。

 釣り船は全長7・6メートル、幅2・27メートルの11人乗り。4人は15日午前7時10分ごろ、広島県管理の係留施設ボートパーク広島(広島市中区南吉島)から岩国市沖の甲島に向けて出港した。おおすみは全長178メートル、幅25・8メートル。同6時半ごろ呉港を出港、定期検査のため岡山県玉野市の造船所に向かっていた。

 小野寺防衛相は15日午後、東京都内の講演で事故当時のおおすみの見張りなどについて「通常の航行態勢を取っていた。問題があったとの報告は受けていない」と説明。航路も通常通りだったとした。

 おおすみは1998年に呉基地に配備。ヘリコプターの着艦ができ、水陸両用のホーバークラフト、エアクッション艇も搭載。2013年11、12月、台風で被災したフィリピンに自衛隊の国際緊急援助隊を運んだ。12年には北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星打ち上げ」に備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を沖縄方面に運んだ。

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