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鈴ケ峰踏切 悲劇続く 00年から死亡事故4件 広電並走 最大5分待ち(2012年09月12日掲載)

2019/10/19 14:49
死亡事故が起きた鈴ケ峰踏切。登下校時は生徒たちでごった返す(10日午後4時40分)

死亡事故が起きた鈴ケ峰踏切。登下校時は生徒たちでごった返す(10日午後4時40分)

 広島市西区井口3丁目のJR山陽線鈴ケ峰踏切で7日、女子高生が列車にはねられ死亡した。踏切は広島電鉄との共用で待ち時間が長く、広島県警広島西署は、生徒が遮断機をくぐって進入したとみている。この踏切での死亡事故は2000年以降、4件目。JR西日本広島支社は、あらためて注意を呼び掛けている。

 鈴ケ峰踏切は長さ21・4メートル、幅12・5メートル。山陽線と広電宮島線が並走し、広電の電停が隣接する。同支社によると、通勤・通学時間帯の午前7時台の待ち時間は最大約5分。運行状況により、さらに延びる。他の時間帯も列車の往来が多く、住民の一人は「一日を通して遮断機が下りている印象」と話す。

 広島西署や同支社によると、事故は7日午後4時35分ごろ発生。高校1年の女子生徒(16)が広電宮島線に乗ろうと踏切内に進入し、山陽線の列車にはねられた。

 この踏切では車と列車の衝突事故が00年と01年に発生。00年は1人が死亡、01年は2人が死傷した。近くに高校や大学があって通行量も多く、市は安全対策として04〜08年度に車道と歩道を分離、拡幅した。しかし09年にも死亡事故を含む2件の人身事故が起きた。無理な横断の影響で列車が止まるケースもあるという。

 「遮断機をくぐる人が目立つ。焦りは禁物」と地元の町内会長(78)。今回の事故を受け、鈴峯女子高は登下校時の踏切での安全指導を強める。同支社は、21日から始まる秋の全国交通安全運動に合わせ、同踏切周辺でマナーの向上を訴えるチラシを配る。

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