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流川火災 男を在宅起訴 害虫駆除で失火認定(2018年04月12日掲載)

2019/10/19 16:06

 2015年10月に6人が死傷した広島市中区流川町の雑居ビル火災で、広島地検は11日、ゴキブリ駆除のために使った火を建物に燃え移らせたなどとして、ビルに入居していた飲食店で店長だった中区、飲食店従業員の男(27)を重過失失火と重過失致死傷の罪で在宅起訴した。

 起訴状などによると、被告は15年10月8日午後9時40分ごろ、段ボールや発泡スチロール、廃油缶が置かれたビル1階のスペースで、ゴキブリにアルコールスプレーを吹き掛けガスバーナーで複数回、火を付けて駆除。その際、段ボール箱などに引火させ、木造2階建て約500平方メートルのビルを全焼させた上、2階のメイドカフェにいた会社員男性=当時(36)=たち3人を急性一酸化炭素中毒で死亡させ、男女3人の顔などにやけどをさせた疑い。

 地検は、被告の認否を明らかにしていない。被告は昨年6月、広島県警から両容疑で書類送検されていた。

 一方で、地検はこの日、適切な防火対策を怠ったとして業務上過失致死傷容疑で県警から書類送検されていた当時のビル所有者の会社役員女性(57)と、メイドカフェを経営していた会社役員女性(48)については不起訴処分とした。地検は「過失を認定するに足りる十分な証拠がなかった」としている。

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