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艦載機移転「全て完了」防衛局 市・山口県に伝達(2018年04月01日掲載)

2019/10/24 15:00

 米軍岩国基地(岩国市)へ厚木基地(神奈川県)から空母艦載機約60機が移転する計画で、中国四国防衛局は31日、米側からの情報として「全ての移転が30日に完了した」と岩国市や山口県に伝えた。在日米軍再編の一環で日米両政府が2006年5月、計画に合意して約12年。岩国基地の所属機は約120機と移転前から倍増し、極東最大級の航空基地となった。

 移転完了に伴い、艦載機部隊が所属する第5空母航空団の司令部機能も厚木から岩国へ移る。また軍人と軍属、家族計約3800人の移動について、在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)は「今年後半に完了する」との見通しを示している。

 防衛局は31日、岩国市などに、米海軍の主力で最後に残っていたFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機2部隊(24機程度)が28〜30日に移り、この間、半分の12機が飛来したのを確認したと説明。残りの機体の移転状況は「米軍の運用に関するため、承知していない」とした。

 一方、司令部は中国新聞の取材に、26日以前に既に何機か移転したと認めている。具体的な機数や時期は明らかにしていない。

 国は当初、最後の2部隊が到着し、移転が完了する時期を「5月ごろ」としていた。司令部は3月28日、「全ての移転が近く完了する」と明らかにしていた。

 艦載機を搭載する空母ロナルド・レーガンは昨年12月、洋上展開を終え、母港である横須賀基地(横須賀市)に帰港した。ここ数年の入出港の状況を踏まえると、次の出港は5月ごろになる見通し。移転した艦載機は空母の入港中、岩国を拠点に離着陸や飛行を繰り返す。(松本恭治、和多正憲)

 <クリック>米空母艦載機移転計画 米海軍の第5空母航空団に所属する4機種の空母艦載機約60機を、厚木基地から岩国基地へ段階的に配備する計画。岩国市や山口県などは昨年7月、国に移転容認を伝えた。国によると、8月に第1陣のE2D早期警戒機5機が到着。続いて11〜12月、スーパーホーネット2部隊(24機程度)とEA18Gグラウラー電子戦機部隊(6機程度)、C2輸送機1機が配備された。

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