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上関原発 造成に着手海面埋め立て 6月以降にも中電(2009年04月09日掲載)

2019/10/25 15:54
報道陣や中電社員が見守る中、上関原発建設予定地で水路整備を始める作業員=8日午前10時50分(撮影・宮原滋)

報道陣や中電社員が見守る中、上関原発建設予定地で水路整備を始める作業員=8日午前10時50分(撮影・宮原滋)

 山口県上関町長島で原発建設計画を進める中国電力は8日、陸海両域にまたがる建設用地計約33万平方メートルの造成工事に着手した。工期は5年間を予定し、希少種の海鳥カンムリウミスズメの生息調査に影響がない陸域を整備しながら、6月以降に海面埋め立てに入る。

 工事は炉心など原発本体用地の北端で、排水を沈砂池などに流す水路整備から始まった。中電社員らが見守る中、請負業者の作業員4人が重機で土を掘り起こしていった。今後は、作業員用の歩道整備や工事区域を囲むネット設置、沈砂池の拡大などに取り掛かる。

 海域では、総延長約1500メートルの護岸を3年間かけて整備。陸域の山から切り出す土砂で護岸内の約14万平方メートルを埋め立てる。冷却水の取水・排水口用地の造成も順次進める計画でいる。

 中電は、地質調査のデータ解析などの準備が整い次第、原子炉設置許可を国に申請する。耐震強度などの国の審査は2年近くかかるとみられ、中電は国の許可を得た上で2010年度に1号機を着工し、15年度の運転開始を目指す。2号機については15年度の着工、20年度の運転開始を予定している。(久保田剛)

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