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小学生の親「つらい」4・8% 広島市が子育て調査(2019年09月13日掲載)

2019/10/28 10:50

 広島市が小学生までの子どもがいる家庭を対象に実施した昨年度のアンケートで、子育てに「楽しさ」よりも「つらさ」を感じることの方が多いとの回答が、乳幼児の親で3・9%、小学生の親で4・8%に上った。子育ての負担を減らすため、経済的な支援や子どもの一時預かりの充実を求める声が多数を占めており、市は子育て支援の事業計画に反映させる。

 子育てを「つらいと感じる方が多い」との回答は、2013年度の前回調査に比べて乳幼児の親で0・7ポイント増え、小学生の親で0・8ポイント減った。「楽しいと感じる方が多い」はそれぞれ、6割前後を占め、「楽しいとつらいが同じくらい」は3割程度だった。

 乳幼児の親に必要な施策を複数回答で尋ねると、最多は「経済的支援の充実」で61・8%。「一時預かりなど親がリフレッシュするための支援」は58・4%、「配偶者の育児参加のための労働環境整備」は48・7%と続いた。親同士の交流の場や家事支援、相談体制の充実を求める声も目立った。

 生活の中で仕事と家事・育児、プライベートの何を優先したいかを尋ねると、仕事との回答は乳幼児の親で5・8%、小学生の親で7・9%にとどまる。一方で、実態として仕事中心の生活になっていると答えたのは、乳幼児の親で33・8%、小学生の親で40・2%だった。

 市こども未来調整課の鈴木敬志課長は「経済的な理由から希望以上に働かざるを得ないなど、家庭環境の厳しさを示している。10月から始まる国の幼児教育・保育の無償化も踏まえ、市として幅広い支援策を考えたい」としている。

 市は子育てに関するアンケートを5年に1度のペースで続けている。今回は昨年11〜12月、計1万3500世帯を対象に実施。結果を踏まえて市は本年度、20年度から5年間を期間とする子育て支援の事業計画を策定する。(永山啓一)

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