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天満屋アルパーク閉店へ 来年1月末 競合店増え低迷 広島市西区(2019年07月27日掲載)

2019/10/29 15:16
天満屋アルパーク店が入る西棟(手前)

天満屋アルパーク店が入る西棟(手前)

 百貨店の天満屋(岡山市北区)は26日、広島市西区井口明神のアルパーク店を来年1月31日で閉店すると発表した。他店との競争が激しく、百貨店として営業を続けるのが難しいと判断した。建物を所有する大和ハウス工業(大阪市)は商業施設として維持する方針で、後継のテナントを誘致する。

 同店は商業施設アルパーク西棟の核テナントで1990年4月に開業した。当初は順調に集客し、ピーク時の96年2月期の売上高は200億円に達した。その後は減少傾向に転じ、2019年2月期には114億円に落ち込んだ。天満屋は閉店の理由を「競合激化とコスト削減の限界。経営が非常に厳しくなった」と説明している。

 周辺では15年以降、ゆめタウン廿日市(廿日市市)レクト(広島市西区)ジ・アウトレット広島(佐伯区)といった大型商業施設が相次いでオープンした。開業から30年近くたち、店の老朽化対策のコストも経営を圧迫した。

 売り場の賃貸借契約の満了を20年4月に控える中、西棟は東棟とともに今年5月、三井不動産グループから大和ハウスへ売却され、運営体制が大きく変わることも判断材料になったという。従業員の雇用は、希望を聞いてグループ会社を含めて配置転換できるようにする。

 西棟の他のテナントや東棟、北棟の店舗は存続するが、一部で撤退を検討する動きが出てくる可能性がある。

 天満屋は12年3月に八丁堀店(広島市中区)を閉店した。広島県内の店舗は緑井店(安佐南区)と福山店(福山市)の2店になる。

 中国地方の百貨店の閉店は18年12月の山口井筒屋宇部店(宇部市)以来。広島県内では13年1月のそごう呉店(呉市)以来となる。(秋吉正哉)


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