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天満屋八丁堀ビル建て替え 20年以降の解体検討(2019年01月16日掲載) 

2019/10/29 15:22

 百貨店の天満屋(岡山市北区)が2020年以降に、広島市中区胡町の天満屋八丁堀ビルの解体、建て替えを検討していることが15日、分かった。12年まで天満屋八丁堀店として営業した場所で、現在は家電量販店などが入る複合商業ビル。市中心部の一等地にあり、新たなビルができれば広島の中心街ににぎわいを生みそうだ。

 天満屋八丁堀ビルは地上11階、地下1階。百貨店として1954年5月に開店し、増築を重ねて73年に現在の形となった。81年以前の旧耐震基準で建てられており、震度6強以上の地震で「倒壊または崩壊する危険性が高い」と広島市が公表していた。複数の関係者によると、こうした状況を受けて天満屋は建て替えに向けた検討を進めているとみられ、一部の関係者に打診している。

 天満屋は同ビルの地下1階から6階を百貨店として営業していたが、2012年3月に閉店。複合商業ビルに転換し、現在は家電量販店のヤマダ電機やカジュアル衣料品店ユニクロ、大型書店の丸善広島店などがテナントとして入り、営業している。

 営業に支障が出ないよう、テナントと交渉を進めるなどして具体的な解体の時期を決める。併せて建て替えの手法や、新たなビルにどのような機能を持たせるかなどを協議していくとみられる。

 同ビルの周辺では、オフィスビルやホテルの建設が相次ぐ。また一帯の紙屋町・八丁堀地区は昨年10月、国の都市再生緊急整備地域に指定された。建て替えによって、他のビルの開発の機運も高まる可能性がある。

 ビルの解体、建て替えについて天満屋は「社内でさまざまな検討をしており、決定事項はありません」としている。(山本和明、小林可奈、井上龍太郎)

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