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広島県 全国最高の85% シティーホテル昨年稼働率 訪日客の宿泊3割増 観光庁まとめ(2019年05月22日掲載)

2019/10/29 15:55
広島市内にあるシティーホテルの一つ、リーガロイヤルホテル広島。稼働率は高い傾向にある

広島市内にあるシティーホテルの一つ、リーガロイヤルホテル広島。稼働率は高い傾向にある

 観光庁がまとめた2018年の宿泊旅行統計調査で、広島県内のシティーホテルの年間の客室稼働率(速報値)は85・0%と全国で最高だった。現行の調査方法で比べられる11年以降で初めて。外国人の宿泊客が前年より3割増えた。にぎわいの創出が進んだことを示す一方、受け入れ態勢の充実が課題に浮かんだ。

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 広島県内の稼働率は11年に67・0%で11位だったが13年に80%を突破。17年は85・0%で大阪に次いで2位だった。18年は横ばいだったものの、ホテルが増えた大阪が下がり広島が最も高くなった。

 ひろぎん経済研究所(広島市中区)の河野晋理事は「80%を超えると予約を取りにくい傾向がある」と説明する。18年の全国平均は79・9%。10都府県が80%を上回り、山口は70・4%、岡山は68・3%だった。

 シティーホテルは都市部にあり、レストランやバー、ラウンジ、宴会場、結婚式場などを備える。観光庁の推計によると、18年12月末時点で全国に1180、広島県に40ある。リーガロイヤルホテル広島(中区)の18年度の客室稼働率は平均86・0%で前年度より2・4ポイント上がった。主に観光客が増えた。

 観光庁によると、18年の広島県全体の宿泊者は985万3090人で前年比2・3%増。このうち外国人は121万2420人で30・7%の大幅増だった。

 集客の一因とみられるのが、原爆ドーム(中区)と厳島神社(廿日市市宮島町)の二つの世界遺産だ。河野理事は「インバウンド(訪日外国人客)の増加で20年ごろまでは客室が足りない状況が続く」と予想する。一方「景気や海外情勢によっては将来、客室数が過剰になる可能性もある」と指摘する。

 広島市内では中心街やJR広島駅周辺でホテルの新設が活発になっている。米大手ヒルトンは22年度、中区で約415室のホテルを開業する。厚生労働省によると、市内の客室数は18年3月末時点で1万1546室。同研究所は、19年7月から22年ごろまでにさらに約1800室(約16%)増えると見込んでいる。(山川文音)

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