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公費で海外視察議員218人 広島県議会と市町調査 3年間で8100万円支出(2018年02月28日掲載)

2019/10/29 16:33

 広島県議会と県内23市町の議会で2015〜17年度に公費で海外視察した議員は、少なくとも県と広島、呉、庄原、東広島市の延べ218人だったことが中国新聞の調べで分かった。支出額は計約8100万円。県議会が延べ154人、約5500万円と人数、支出額とも最多だった。

 議会として議員を海外派遣する制度があるのは県と広島、東広島の2市。調査研究目的に支出される政務活動費(政活費)を使った視察を認める規定があるのは県と広島、呉、尾道、庄原の4市で、呉と尾道は姉妹・友好都市に限り認めている。各議会事務局に取材し、政活費による視察は、年度途中のため未確定とする県の17年度分を除いて集計した。首長の外遊に合わせた議員団派遣などは対象から外した。

 県議会は定数64で、任期中に1人に1回90万円まで支出する海外視察制度がある。16年度3グループ27人、17年度2グループ10人が利用。支出額は3270万円に上る。一方、政活費(1人月35万円)での視察は15年度7グループ延べ59人、16年度5グループ延べ58人で、支出額2230万円だった。

 定数54の広島市議会は、任期中に1人に1回80万円まで支出する海外視察制度があり、16年度に4グループ22人が利用。また、政活費(1人月30万円)を使って16年度に2グループ13人が海外を訪問した。

 東広島市議会は定数30で、当選回数で決まる議席番号の大きい順に年1回、3人(16年度まで2人)を海外派遣するルールがある。15〜17年度は計7人が視察した。定数32の呉市議会は2グループ18人、同20の庄原市議会は1グループ4人が政活費を充て渡航した。尾道市議会は15〜17年度の実績がなかった。

 福山市議会は政活費に関して海外視察の禁止項目がなく事実上可能だが、15、16年度は実績がなく、17年度分は未確定としている。(長久豪佑、鴻池尚)

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